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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!

845ファンタ ◆jz1amSfyfg:2009/08/05(水) 23:58:12 ID:3jTZiDVQ
つまり、俺が女という事を隠す事によって女子部員としてカウントされなければ、その分部員の入る可能性が増える。
例えば、女子2人が「野球部に入りたい」と言ってきたとしても、坂本先輩と俺がいるから片方は諦めてもらわなければならない。なぜなら『女子部員は3人まで』とルールで決まっているからだ。でも俺が女子である事を隠していれば、女子は坂本先輩しかいない事になるので2人とも入部しても大丈夫、という事になる。
俺はシャワーを浴びながら考えた事を実行に移そうとし、そして宣言した。



宣言し、リビングは静まり返ったが、父さんがテーブルを強く叩き「馬鹿な事を言うな!」と怒鳴った。
その声に気圧されそうになったが、こっちだって負けてはいられない。
怒りで赤く染まった父さんの顔を睨むと、父さんも俺を睨み返す。

「…………」

2人の睨み合いが続く。重苦しい空気がリビングを支配していた。
その睨み合いを見ていた母さんが口を挟む。

「翔太、冷静に考えなさい。無理でしょ」
「やってみせる!」
「絶対にバレないっていう根拠は?」
「ない! けど頑張る!」

俺はなんと言われようと考え直す気はなかった。
と、俺の顔を見ていた兄貴が小さく笑った。

「父さん、母さん、無理だぜ。もうコイツは絶対に考えを曲げるつもりはないらしい。言うだけ無駄だ」

兄貴が笑いながら諦めの言葉を口にする。
その言葉を聞いた母さんは諦めたようにため息を吐く。
そして父さんも最終的には折れてくれた。
ただし、条件を出してきた。
1つめは、もし9人以上の部員が集まって女子部員が俺を入れて3人以下だったら即座に女体化した事を学校に報告すること。
2つめは、せめて家にいる間は女の子らしくすること。
という条件だった。
その条件を受け入れるだけで、学校側に黙っててもらえるのだから即座に首を縦に振った。

これでまず1つめの『やるべき事』をやった。
だけど、まだやるべき事はある。そのために仮病という手段を使い、学校を休んだのだから。
でも、まずは最優先でやるべき事がある。それは……



「朝飯まだー? 腹減ったよー」



朝ご飯を食べる事だ。





【目指せ、甲子園―2 おわり】




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