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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!

437青色1号 ◆YVw4z7Sf2Y:2009/04/02(木) 16:49:30 ID:wDaYCI2M
〜青色通知5.2(るいの場合)〜

 出会ったばかり他人に私は何を話そうとしてるんだろう。同じ境遇だから? この子を助けた時とおんなじ……気まぐれ? 同情を引きたい? ただ、目を丸くするこの子のリアクションが面白いから?
 まぁ、偶には思い出話に花を咲かせるのも悪くないかな。


 ―――"ボク"はね、両親から将来を切望された野球少年だった。父はプロ野球選手、母は元アナウンサーっていう、いかにもな家庭で育ってさ。
 ボクが物心つく頃には父さんはもう引退……というかクビだね。
 知ってる? 坂城 亮。持ち前の俊足と守備の巧さで大学からドラフト2位で入団した地味ぃな選手。
 あははははっ、そうだよね。注目されたのは入団から最初の2、3年だけ。その間にアナウンサーと運良く結婚したからボクが生まれた。御堂さんが知らないのも無理ないよ。
 順風満帆に見えたらしいよ? そこまでは。
 ―――うん? そう、そこまで。
 勝負の世界に生きていたら、淘汰されるヒトなんて山ほど居るからね。その中のヒトの一人だったんだよ、ボクの父さんは。
 情けない話だよねぇ、二軍の試合中、フライの捕球で選手同士がぶつかって左足を骨折。リハビリを含めて完治まで一年掛かったってさ。
 ―――故障した二軍の守備要員なんて、復帰してから球団に居場所なんかありはしなかったよ。……だからかな、ボクが物心ついた時に覚えてる父さんは荒れてた。
 ……でも。ううん、だからかな、両親はボクに夢を託した。
 託したなんていうと聞こえが良すぎるなぁ……うん、自分たちの夢をボクに押し付けたんだ。
 あははは、今からすると笑っちゃうけど、当時はいい子チャンだったボクは、野球クラブに入り、それに懸命に応えたんだ。




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