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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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「―――そんなんじゃ、逃がした魚の大きさを後悔する羽目になるよ、きっと」
これまでの脳天気な坂城の声のトーンが急に下がって、俺は目を丸くしながら彼女を見た。
その顔は、まるで、自分の過去の汚点を振り返りでもするような、苦々しいもので―――それまで俺が遠目から見ていた時には、決して見つけることが出来なかった顔だった。
……触れてしまうだけで、粉々になっちまいそうな、そんな坂城の沈んだ顔が凄い印象的で。
「坂城……?」
「―――っ、あ、ごめんごめん! なんかボーッとしちゃってたっ、……で、なんだっけ? あはっ、あははは……」
また、坂城の表情はいつもの明るいものに戻ってた。
いや、戻ってたってのとは違う。作り直したっつった方が的確かもしれない。
まるで、その明るい表情が自分を守る盾だと言わんばかりに。
「坂城……」
「な、なぁに、前田くんっ、そんなカオして……」
「―――何か悩んでんなら、いつでも相談に乗るからな」
「ふぇ……っ?」
多分、坂城は予想もしてなかったのだろう。鳩が豆鉄砲を喰らったように目を白黒とさせている。
「なんつーか、俺……口下手だから愚痴を聞くくらいしか出来ねぇけどさ。
でも、一人で悩むよりは、ちったぁマシじゃねぇかって……勝手にそう思っただけだ」
らしくねぇコト言ってるのは俺でもわかる。けど、悩んでんなら力になってやりたかった。それが惚れた相手だって言うんなら尚更だ。
……自己満足にしか過ぎないのかもしんねぇけどな。
でも、坂城は―――
「……ありがと」
―――そんな俺をバカにすることなく、優しく笑いかけてくれた。
……それだけで、歯の浮くようなセリフを口にした甲斐があったってもんだ。
「……おう」
「じゃ、これからは友達だねっ、私達」
「お、おう」
友達か……。何か進展してるような、してねぇような……。
「――――――も、わからなくもないかな」
不意に吹く突風が坂城の言葉を遮って、後半部分しか聞き取れなかった。
「……なんか言ったか?」
「なんでもなぁい」
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