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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!

376 ◆GlMsi/e8ss:2009/03/02(月) 23:59:15 ID:O6O9UFaU
「担任は私だけどね」
「いまのはご冗談と受け取ってよろしいのですよね?」
「冗談なんかじゃないわよ」
「新学期早々ナンパしたあげくフラれるとはな……大した奴だ」
 だの、ああだのこうだの、あることないことだの、無責任なことを言うモブたちだが俺は動
じない。こんなことで足が震えたりしない。
 なぜなら彼女の言うそれには決定的な穴があるからだ。

「よ、よく恋人募集中とか言ってたじゃないですかかか」
「彰二、足震えてるよ」
「男女男男女男女は黙ってろ」
「なっ」
 俺の策略に嵌まり、最終的にどちらかなのかで悩んでいる様子の栄。
「女を選ぶと後で得するかもしれんぞ」
「なっ――」
「で、どうなんですか先生」 
「恋人最近見つかったの」

 いや待て。そこらにいる男を貪り食いたいとも言ってた気がするぞ。ここ一年、この学校に
女体化者が生まれないのは彼女が原因という噂をまことしやかに聞いたものだ。

「おいおい見苦しいぞ彰二〜」
「うるせえ、外野は黙ってろ!」
「悪いけど、先生軽い男は嫌いなの」
「えー、朝ナンパされたいって言って――……って何奴!?」

 瞬間、ガタっとイスが倒れる音がする。
 俺は正面から黒い影に抱きしめられ、地面に押し倒された。
 ――クラスに割りといるノリの良い野郎、伊藤だった。

「もうやめろ! お前はフラれたんだよ! 現実を見ろ!」
 伊藤は、俺の頭を両手で引っつかむと顔を近づけてきた。
 いや、この場合引き寄せられたのか? いずれにせよヤメロ、カオチカイ、ハナレロ。

「彰二っ!」
 俺が半ば放心状態であることを悟ったのか、伊藤は再び俺を抱きしめる。

「うおおぉ……っ!?」
 しかし先程コイツは何と言った? 俺がフラれた……だと?

「莫迦な……。スポーツ万能、眉目秀麗たるこの俺様が……フラれた……?」
「フラれた。お前はフラれたんだ」
「いや……まさか、そんな……そうだ、夢に違いない……! 夢だこれは!
 でなければ容姿端麗なこの俺がフラれるはずがない……!」
「あんた男でしょう」
「なに……俺は男……? 女……?」
「わからない、もう何もわからない。お前はもしかしたら女になるかもしれない」

「コホン」
 俺的にもわりとどうでも良い問答を見た宮穂先生が、やや白け気味な所作で咳払いをした。




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