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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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――始業式当日。
あの日の終わりから時を経て、その思いも吹っ切れた今は風が吹きすさぶ春。
俺に言わせれば陰鬱以外の何ものでもない四月。
要するにまた花粉症に悩まされる日々が始まってしまった、と言える。それから解放されて
いる者の喜びが、俺の心情における不快度を更に上げる。
でもそんな粒子の介入とは関係なく、新しい日々に浮かれることなく平凡に送ろうとしてい
る者が多いのがこのクラスの特徴だ。
「……はぁ」
窓側の一番前――授業をサボるにも真面目に受けるにも安心とは言い難いこの場所に席を置
く俺は、外の景色を無為に眺めながら、そんな思考停止状態のときに流れる無秩序な思惟に気
付き深い溜息をつく。
「――彰二、ねぇ彰二ってば」
「ああー?」
俺の後ろの席になった奴が背後から話しかけて来る。
だらけ気味に身体を後ろに反らせながら、声の主を見遣ると全体的にまだ幼い感じが残る華
奢なナリの短髪美少女だった。あぁ、季節に無関心なこの教室にも一人例外はいたようだな。
「また一年よろしくー」
ハートが頭上に飛び出してしまいそうな満面の笑みを浮かべて、その少女は言った。
新学期、こんなとき女子に話しかけられると嬉しくなるものだろうか?
――そんなわけがない。俺はこの人物の正体に心当たりがある。
「はぁ〜。なんだ、また栄か」
「なんだとはなんだよぅ」
栄の顔を見て、これみよがしに溜息をついてみせると、栄は上目遣いをして早速男を勘違い
させそうな女々しさを爆発させた。
「それは悪かった、言い直そう。
――やったー! また栄かよー! うれしー!」
この場合、極めて棒読み的に言うのがコツだ。その反応を見て栄はぷぅっと頬を膨らませる。
女々しさここに極まれリ。
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