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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!

205声を聴かせて コゲ丸 ◆CI4mK6Hv9k:2007/09/16(日) 20:40:16 ID:W.AQsWeM
葉月は翌朝には目を覚ました。

―――何故だろう。
もう前の彼の面影は無くなってしまったはずなのに、彼女は彼で、彼は彼女だった。
当たり前といえばそうだろう。突然彼の心が消えてしまう訳ではないのだから。

暑い陽射しも昨日と変わらなくて、あの砂浜も昨日と変わらなくて、でも少しだけ変わったもの。
俺と彼の、彼女の会話。そしてある意味での関係だった。

「おはよう」

俺が笑いかけると彼も笑って、身長ほどもある髪を手に取ってまた笑った。

「知ってたから、あんなコト言ってたのか?」

彼は、笑って頷いた。俺はつられて笑いそうになるのを堪えて、言った。たどたどしくではあるけれど。

「何で、女になる? 今の人は、そう生まれてくるのか? それともお前は―――」

人間では、ないのか? そう言いかけて、口を押さえる。
人間でない訳が無い。今まで、一緒だったのだ。3年もの間、片時も離れずに―――

『多分、僕が生まれたすぐ後位からかな。ある事が起き始めたんだ』

勝手が違う、といった様子で葉月は砂浜に文字を綴る。
何かを思い出しながら、それは記憶を手繰り寄せるように続けられた。




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