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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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―――ツンツン
狩って来た獲物(猪)の干し肉を作っていると、葉月につつかれた。
振り返ると、何やら屈託の無い笑みを浮かべて立っている。
葉月は俺の腕をくいくいと引っ張っている。
どうやら連れていきたい場所があるみたいだ。
「ん? しっこ?」
取り敢えずからかってみると、ほっぺをふくらませてジト目で見られた。
「わかったわかった、そう怒るな」
頭をくしゃくしゃと撫で、俺は立ち上がる。
今日はどこに連れてってくれるんだろうか。
葉月はすっかり慣れた足取りで林を駆けた。
もう2年以上もここにいるんだから当たり前といえばそうだけど、最初は大変だったのだ。
突然親を失い、声を失い、彼に残ったのは小さなバッグと自分の身体だけだった。
この島で暮らしていく知識も体力も持ち合わせてはいなかった。
辛そうに山道を歩く葉月を見て何度も背負おうとしたが、彼はそれを頑なに拒んだ。
―――多分、解っていたのだ。
俺を見て、何日経っても救助が来ない状況を見て、生きるには強くなるしかないんだ、と。
当時11歳だった葉月だが、頭が良かったのだ。
勿論勉強がどうだかは解らない。でもそんなものここでは関係ない。
要は、どうすれば生きられるか。自分は今どんな状況なのか。
それをありのままに捉えられる奴なのだ。
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