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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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とある三日月の夜。やけに明るい夜だった。俺と葉月は、浜辺まで出掛けた。
砂浜に二人で寝そべって、呆と空を見上げた。満天の星空というのは、こういうことなんだろう。
果てしなく綺麗で、底知れなくて、どことなく恐ろしい……世界には俺独りだという風に考えてしまう。
独りの恐怖。喋る相手が、感情を表す対象がいないという恐怖。
果ての無い宇宙をさ迷うように、自分が生きているという証を見つけられない世界。
寒くなんかないのに、寒気がした。葉月が、幻だったりしたら―――
不安を拭うように横を向くと、葉月と目があった。
同じような事を考えていたのだろうか、それとも両親の事を思い出していたのだろうか。
彼は目を潤ませ、そっと俺の腕を取った。
人のソレではないような、毛むくじゃらの腕。ゴツゴツして、傷だらけの腕。
それを彼のしなやかな指先が、擽るように撫でて、絡まった。
上手く表現は出来そうに無い。朧がかる頭の片隅にある懐かしい記憶。
『人に触れる』という事は、存在を確かめるという事なんだと気付かされる。
俺の手の平に、葉月が頭を乗せた。
温かくて、少し重くて、髪が指に絡まる。ただそれだけの事なのに、ひどく安心して、とても心地良かった。
俺はやんわりと微笑む葉月の頭を撫で、もう一度空を見上げた。
夜空があまり好きではない俺だけど、葉月と一緒なら好きになれる。そう思った。
「綺麗だな…」
一人言のように呟くと、葉月は頭を退けて、俺の手を握った。
ゆっくりと、優しく握られる感触。
「綺麗だね…」
そう、聞こえた気がした。
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