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休憩室スレ
46
:
管理人
:2006/12/12(火) 11:40:27
そもそも、「空母を持つかどうか」を先頭に持ってきての議論は本末転倒。
「○○という状況にどう対処するか」という議論から始まって、
「その状況に対処するため、空母の保有は妥当か?」という風に展開されるのが普通。
そして、「中国の空母保有に対抗して日本も空母を!」という論は明らかにズレています。
じゃんけんを例に取ると、相手の手札はグーだとします。
これに対抗して「こちらもグーだ!」というのは明らかに間違ってますね。
グーを出してきた相手に対し、必要なのはパーです。
同様に、中国が空母を保有するにあたって、必要なのは日本空母保有ではありません。
本当に必要なのは、「敵機動部隊に対する迎撃体制の整備」です。
>>43
氏の意見ともかぶるのですが……
まず、空母とは何か? 空母で何ができるのか? 空母で何をしたいのか?
その観点が、根本的に欠けているような気がします。
単純に、「強大な海上兵力の象徴」と考えてしまってはいないでしょうか?
まあ抑止力という観点では、それも見方の一つではありますが……
抑止力で済ませるには、空母は余りにも重過ぎます。
現代正規空母の能力・利点は、凝縮すると以下の3つ。
利点1.渡洋侵攻が可能(敵勢力海域まで移動できる海上飛行場)
利点2.強力な防空能力(戦闘機を飛ばし、襲ってくる敵機を追い払う)
利点3.強力な対潜能力(哨戒機を飛ばし、潜水艦を発見・攻撃)
利点4.自国が強力な海軍力を持っているという宣伝(抑止力の観点)
では、海上自衛隊の想定任務はというと……
1.日本近海の安全を守る。
2.貿易に必要な海上交通線を確保する。
という2つです。他国海軍においては、
3.遠く離れた敵地であろうと、必要があれば叩き潰す。
4.本国から離れた領土・旧植民地を警備する。
というのもありますが、日本には無縁の話。
ではまず、1の「日本近海の安全を守る」というのを見てみましょう。
これはまず、海上自衛隊の既存護衛艦で問題ありません。
日本には航空自衛隊の基地もいっぱいあるので、そこからのエアカバーも望めます。
そして航空自衛隊の航空機が行けないほどの距離は、もはや日本近海ではありません。
つまり「日本近海の安全を守る」にあたって、空母は必要ありません。
航空機は、陸上の飛行場から飛び立てばよいので。
次に2の「貿易に必要な海上交通線を確保する」。
これは高い防空能力と対潜能力が必須となり、空自のカバーも見込めません。
利点2と利点3を見る限り、空母があれば非常に楽のように思えますが……ちょっと待て。
それは空母でないとできないのか? 天文学的なコストを費やす空母が、本当に必要なのか?
利点2、強力な防空能力といえば、我等が海自の誇るイージス艦があります。
利点3、強力な対潜能力に関しては……
海幕:「ううむ……シーレーン確保に、従来の護衛艦では対潜能力に不安があるな……」
??:「ふふ……ついに俺の出番が来たようだな」
海幕:「ゲェーッ! お前は、16DDH!!」
というわけで、これも16DDH(詳しくは、いずれやる講義)の存在でカバーできます。
2の「貿易に必要な海上交通線を確保する」は、空母がなくてもイージス艦とDDHの分担で十分に可能。
メチャクチャなコストの掛かる空母をシーレーン確保に使うなど、まるで現実的ではありません。
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