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休憩室スレ

45管理人:2006/12/12(火) 11:39:49
空母保有問題+αに関して。
いつかこの辺を講義にまとめますので、今はさわりだけ……
なお以下で断りなく「空母」と呼ぶのは、大型の正規空母の話です。

>>36
>中国が日本を攻めるメリットってあるの?
大いにあります。日本は地政学的に重要な場所にある島国です。
たとえ日本が無人島でも、欲しがる国は多いでしょう。

>>40-42
>ただ、アメリカが日本を防衛するであろうことはかなり高い確率で期待できるが、
>「ある程度日本本土が被害を受けるまで動かない」可能性はある。
>全部水際で止めるのにまでアメリカが手を貸すかどうか「100%」は、ない。民意がなければ動けないし。
>冷戦時代の日本の基本方針が「アメリカが来るまで北海道で時間を稼ぐ」だった。これはそういうことを考えたのだろうと。
この辺はちょっと、事実誤認があるのでは……

>弾道ミサイル、核(兵器の人は反対だろうけれど)など、より低コストで効率の良い防衛手段はある……
て、低コスト……?
あと、別に反対してる訳じゃありませんよ。現実的ではないと思ってるだけで。
山ほどある関門がクリアできるのなら、持てばいいだけの話。
核保有に関するメリットよりデメリットの方が大きいなら、持たない方がいいという話。

なんか>>40-42氏を集中攻撃する形になって申し訳ないですが……
「もし来た時にどうするのか。対抗しうる手段はあるのか。」ということを常に考えておく、というのは重要です。
しかし、安全保障の費用には限界があり、想定できる全ての問題に対処することなど不可能という現実も存在します。
想定される危機全ての対策が用意できるならベスト、しかしコスト面を考えると実際のところ無理。
結局のところ、「これには対処する」、「これは対処放棄」、「これは同盟国に任せる」という取捨選択が必要。
その取捨選択を、どれだけ上手く、どれだけ同盟国に任せ、どれだけ現実に則した形でやるのかが重要なんです。

「起きる可能性は低い・起きると小ダメージ・対処コスト低」
「起きる可能性は高い・起きると中ダメージ・対処コスト高」
「起きる可能性は激少・起きると壊滅的ダメージ・対処コスト激高」
など想定される危機が入り乱れる中、どれを無視して、どれを同盟国に任せて、どれを対策するか……
全てに対策するのは現実的に不可能である、ということはまず覚えておいて下さい。

安全保障費が有限である限り、Aに金を注げばBやらCやらに注ぐ金は少なくなります。
Aを諦めれば、BやらCやらに注ぐ金が増えます。そして、AもBもCも全てに金を注ぐことはできません。
無理に金のかかる兵器Aを揃えるならば、割を食って兵器Bと兵器Cが削減されてしまうんです。
とりあえず、持てばいいって話じゃありません。金は天から降ってくるものではないので、どこかで犠牲が出ます。
そこまでして兵器Aは必要なのか……そういう考え方が必要です。


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