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講義要望スレ

122116:2009/07/29(水) 10:10:13
長文・乱文失礼します。

>>117
客観的に脅威でなくても主観的に脅威を与えればそれは客観的に脅威を持つことと同じことになります。

端的に言うと今まで持たなかった攻撃能力を持つというだけで他国に対しては大きな刺激になります。
中身は極論あまり関係ありません。

中国などでは戦後教育の影響で未だ多くの人が日本を帝国主義国だと思っています。
(政策決定に関わるようなインテリ層は現状を正確に理解していますが。)
日本の武装強化は間違いなくそうした庶民層に対する挑発と受け止められます。
2005年だかの反日デモで見られた「愛国無罪」を唱えるような方々がこの層に当たります。

現在の中国共産党はそうした庶民層に無配慮で政権を安定して維持できるほど強固ではありません。
(2005年はまだ規模が小さかったのでなんとかなりましたが。)
ですのでそれが中国にとって大した軍事的脅威にならなくとも、引き起こす反応は同じようなものになる可能性が高いです。

とはいえ他に弾道ミサイルに対する有効な防御手段が無いなら、確かに検討する価値があると思います。
ただやはりこうしたデメリットを意識した上で考えるべきことだと思います。

>>118
北朝鮮は高い防空能力を備えた上で、自国に対する攻撃を招かない範囲で他国を刺激する外交戦略をとっています。
今回の騒動において、日本が北朝鮮の基地を攻撃する能力があったとしてもそのオプションをとったとは到底思えませんし、北朝鮮もそれを意識してミサイルを撃つ事をためらったりはしなかったでしょう。
むしろ北朝鮮にとって、日本が武装することは中国との関係悪化を招くため望むところなのではないでしょうか。

メリットデメリットについて兵器の人に聞いてみたいというのには同意。

>>120
まあ確かに戦後日本の外交戦略、軍事戦略はお粗末にも程がありますよね…。
(正確に言うとそこまで悪いものではない部分もあるのですが、ここでは重要ではないのでそこは省きます。)
しかし新たに武器を持つことと、ずっと持ち続けていることとは全然意味合いが違います。
その辺の理由は>>118さんへのアンカー内容で触れた通りです。

それに加えて日本がより攻撃的な戦略をとっていたとしても竹島や尖閣諸島は同じような状態になっていた可能性もあります。
北朝鮮はともかく(分からないことが多すぎるので省きますが)、中国韓国ともに軍部がある程度独断的に行動し、それを政府が追認している節があります。
程度こそ違え、戦前の関東軍と同じですね。

また周辺諸国のどこに脅威を与えているかということですが、基本的に東南アジア〜東アジアにわたる小国全部です。
経済・人口・軍事力どれをとっても日本はかなりの大国であり、他国から見た場合、意思さえあればいつでも強引な手段を採れるというのは十分な脅威です。


以上、お目汚し失礼しました。
最後に一個人の意見を追加させていただくと、あまり国際政治が理性の上に成り立っていると思いすぎるのは危険だと思います。
とんでもない結果というのは得てして感情的な展開の積み重ねで生み出されるものですから…。


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