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【コピペ】政治経済スレ【専用】

468時事専修:2011/05/16(月) 10:39:27
【資源】資源大国に欧米社殺到 グリーンランド採掘計画、独立も視野[11/05/16]

陸地の大半が北極圏に属する世界最大の島国、グリーンランドは、世界的な取り引きが
盛んになっているコモディティ(市況商品)市場で恩恵を受けるかもしれない。
原油や鉄鉱石など島内に眠る豊富な天然資源が、欧米企業からの熱い視線を集めている
からだ。
資源収入による高い経済成長に期待を寄せる政府当局は、宗主国デンマークからの
将来的な独立も視野に入れている。

◆油田開発に17件申請
2010年、グリーンランドの西に広がるバフィン湾の油田開発ライセンスをめぐる
国際入札には、関連する12企業から過去最高となる17件の申請があった。
同海域では英スコットランドのケアン・エナジーが昨年、2カ所で油井掘削を開始。
油田の兆候となる炭化水素の存在を確認している。
同社は11年に油井を最大4カ所まで増やし、10億ドル(約808億円)を超える
資金を投じてさらなる探索に乗り出す計画だ。

グリーンランド自治政府のクライスト首相は取材に対し
「ケアンによる探索が契機となって、当地の石油資源に対する国際的な関心が
高まった。本格的な石油生産が可能になるのは最短で5年以内とみている。
税収や雇用の増加につながる好機だ」と語った。
米地質調査所(USGS)の試算によれば、グリーンランド沖合の石油埋蔵量は、
09年の米国内埋蔵量のほぼ2倍に相当する480億バレルに上る可能性がある
という。

グリーンランドは石油以外にも鉄、亜鉛、金、ダイヤモンド、プラチナといった
鉱物資源の宝庫として知られる。
自治政府の鉱物・石油資源局トップを務めるヨルン・スコーブ・ニールセン氏は、
このほどインタビューに答え「過去4年間で、鉱物資源の開発ライセンスへの申請は
5倍に増えた。すでに亜鉛、金、レアアース(希土類)を対象とした複数の採掘計画が
本格的に始動している。亜鉛については、世界有数の産出国になることも夢ではない」
と、資源立国の実現に自信をみせた。

◆1000人超雇用拡大
グリーンランドは18世紀にデンマークの植民地となったが、自治権を与えられた
1979年以降は自治領としての道を歩んでいる。
それでも経済面では、年間6億7400万ドルあまりに上る本国からの補助金に
依存せざるを得ないのが実情だ。
これは島内経済の3割に相当する額で、住民1人当たり1万2000ドル近くが
支給される計算になる。

同自治領では住民の9.2%が貧困線以下での生活を強いられている。
失業率は7.7%。
米中央情報局(CIA)のワールドファクトブックによると住民の平均寿命は
71歳で、先進諸国の平均を9歳下回る。
「住民の生活水準の向上」を重点目標に掲げる政府は、失業率の改善に向けた
取り組みに着手。鉱物・石油資源局は、鉱山業界での予測として、
向こう5〜10年で1000人超の雇用拡大を見込んでいる。

クライスト首相は
「資源需要を追い風に成長できれば、デンマークからの政治的、経済的独立を
果たすことも可能だ。そうした機運はますます高まっている」と言明。
さらに「地球温暖化により周辺海域の氷が解けることで、新たな海洋輸送ルートも
開拓できるだろう。各国からのアクセスの改善は、経済活動にとってプラスに働く」
と付け加えた。

北極圏の気候変動を調査する国際組織、北極圏監視評価プログラム作業部会
(AMAP)が5月にまとめた報告書によれば、同地域の年間気温は
過去30年以上にわたり世界の他地域の2倍に相当するペースで上昇。
このまま温暖化が継続すれば、50年までに夏季の北極海の大部分は氷結しなくなる
可能性があるという。
(ブルームバーグ Marianne Stigset)

ソースは
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110516/mcb1105160503013-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110516/mcb1105160503013-n2.htm


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