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【コピペ】政治経済スレ【専用】

456時事専修:2011/05/13(金) 01:28:07
【国際】「外国資産を買いまくる中国」、実は本番はこれからだ…合理的な対応を求められる米国や他の先進国[5/13]

 中国企業がまた海外で買収を仕掛けるというニュースを聞かない日はほとんどない。コモディティー(商品)や技術、ブランドへの
渇望のため、あるいは単に米国債購入によって得られる以上のリターンを求め、中国企業は世界中で資産を買いまくっている。

■今はデンマークやオーストリア並み

 確かに今もそう見えるが、これが本当の話になるのは実はこれからだ。アジアソサエティーの報告書[注]によれば、中国は海外進出
のとば口に立っており、今後10年間で1兆〜2兆ドルを投資する見通しだという。

 これまでの中国の外国直接投資(FDI)は、これよりもはるかに少ない2300億ドル。中国は世界のFDI残高の1.2%を占めるに
すぎず、デンマーク並みである。

 中国のFDIが特に議論を呼ぶ米国では、中国の存在感はもっと小さい。海外投資の初期段階で、中国企業はコモディティーや
資源の獲得に専念しており、そこではアフリカやラテンアメリカの方に大きな商機があるからだ。

 中国の公式な対米投資は23億ドルで、FDI残高全体のわずか0.1%にすぎない。投資主体が海外の場合などもあるため、
この数字は実態を過小評価しており、報告書は投資総額を117億ドルと見積もっている。

 それでも、英国企業が米国に投資した4540億ドルと比べると格段に小さい。こと米国で買うことにかけては、中国はニュージーランド
やオーストリアと一緒にリトルリーグに属しているのだ。

■合理的な対応求められる米国

 その状況が今まさに変わろうとしている。中国企業は焦点を移してきた。今では生産性やデザイン、流通の改善を目指しており、
米国の投資対象は魅力的だ。

 中国のパソコン大手レノボ・グループ(聯想集団)がノート型パソコン「シンクパッド」を擁するIBMのパソコン部門を買収したことや、
失敗したとはいえ、中国海洋石油(CNOOC)がカリフォルニア州の石油会社ユノカルを185億ドルで買おうとしたのを見て動揺した
人は、まだ何も見ていないに等しい。これはまだ序の口だ。

 米国や他の先進国にとって重要なのは、中国の投資を歓迎すべきかどうかだ。投資は技術やノウハウを奪おうとする中国政府の
策略の一環なのか? それとも、中国企業は待望の資本と雇用を与えてくれる存在なのだろうか?

 報告書の筆者の賢明な結論は、米国は中国のFDIに対してもっと合理的な対応を取るべきだというものだ。米国は政策から
政治的な駆け引きを取り除かねばならない。

 日本がロックフェラーセンターやその他の米国資本主義の象徴を買った際に米国が当初示した騒々しい反応を思い出すといい。
論争がやんだ後、トヨタ自動車や日産自動車といった日本企業の米国法人は米国経済に1兆ドルを投資し、70万人の雇用を
生んだ。もちろんその過程で日本勢はデトロイトを屈服させたのだが。
(中略)

■中国企業もカネ次第

 中国企業は、より高い値段をつけられるのであれば、ベネズエラやアフリカの石油を中国ではなく、外国に売る。つい先月は、
中国の五鉱資源がカナダに上場しているエクイノックス・ミネラルズに対する65億ドルの買収提案を取り下げた。バリック・ゴールドが
それ以上に高い買収価格を提示したためだ。このことは、中国の野望にとってカネが焦点になることを示唆している。

 これに異論を唱える人もいる。彼らは中国の国家資本主義が、競争の制限と手軽な融資を通じて国家随一の企業をつくり上げる
遠大な構想を持つとみる。だが自由市場を信じる人は、そうした企業は長期的に競争にさらされる企業よりも劣勢になることを確信
しているはずだ。それにもし米国が中国の投資を拒んだら、中国マネーは単にほかの場所へ向かうだけだ。

ソース(日本経済新聞、英フィナンシャル・タイムズ紙)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E0E2E68A8DE3E0E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000


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