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【コピペ】政治経済スレ【専用】

394時事専修:2011/04/03(日) 23:37:26
【東日本大震災】無残…文化財被害443件 「文化財レスキュー事業」開始

東日本大震災では数々の文化財も損傷・倒壊したり、津波にのみ込まれたりした。
文部科学省の調べでは3日午後4時現在、被害を受けた文化財は443件。
行政が人命救助や復興などに追われ、被害の修復が進んでいないのが実情で、修復が不可能なものも少なくない。

 仙台藩・伊達家の菩提(ぼだい)寺として知られる宮城県松島町の瑞巌寺では、
国宝に指定された寺の台所にあたる庫裏の壁に大きな被害が出た。日本三景・松島の
観光スポットとしても人気を集める瑞巌寺は平安時代の天長5(西暦828)年の建立。
庫裏の「しっくい壁」と呼ばれる白い壁には、地震で1〜2メートルのひび割れが無数にできており表面が大きくはがれ落ちている。

 しかし、石灰などを混ぜた特殊な塗り物で固められた壁の修復は、京都や奈良などの伝統技術を持つ左官業者にしかできず、修理の見通しすらたっていない。

 また、瑞巌寺のある松島では、島々が津波で地形が変わり、流れ着いた土砂や
流木も堆積するなどしている。

 文科省などによると、仙台市青葉区では、やはり国宝の大崎八幡宮の板壁や
漆塗装、彫刻が破損した。

 茨城県では、重要文化財などに指定されている、水戸藩の藩校だった「旧弘道館」で、
徳川斉昭の和歌が彫られた「学生警鐘」と呼ばれる鐘楼が全壊するなどの被害が出ている。
鹿嶋市の鹿島神宮本殿では表参道にある高さ約10メートルの石造り大鳥居が根元から折れて倒壊した。明治38(1905)年に思想家・美術評論家の岡倉天心が北茨城市の断崖に建てた「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」(国登録有形文化財)は
津波で土台だけ残し消失した。

 福島県いわき市では、白水阿弥陀堂でも扉まわりに軽い破損が見つかった。

 こうした文化財の修復はほとんど進んでいない。文化庁によると、文化財の修復には、
専門家が被害を確認したうえで、さまざまな手続きも必要。担当者は「被災現場で、
倒れたものを直すぐらいはできるだろうが、本格的な修復には、時間がかかる」と話す。

 しかも、文科省が把握しているのは、国が指定や選定などに関わった国宝や重要文化財
など主な文化財の被害のみ。それ以外の文化財については、どれぐらいあるかも分からない
のが実情だ。文科省では4月から被災地で、自治体レスキュー隊と協力して、文化財を探し、
保護する「文化財レスキュー事業」もスタートさせたが、実際にどれだけ保護できるか
見通しはたっていない。(菅原慎太郎)

産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110403/art11040320410002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110403/art11040320410002-n2.htm

http://sankei.jp.msn.com/images/news/110403/art11040320410002-p1.jpg
津波によって流され、土台だけになってしまった岡倉天心ゆかりの「六角堂」

http://sankei.jp.msn.com/images/news/110403/art11040320410002-p2.jpg
JR水戸駅から徒歩5分の水戸東照宮近くの小道。東照宮の崖が崩れ、道をふさいでいた


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