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【コピペ】政治経済スレ【専用】

393時事専修:2011/04/03(日) 20:44:22
アレバは放射性物質を含む水処理、使用済み核燃料、沸騰水型軽水炉(BWR)の
3分野の専門家20人を東電に送り込む。中でも「プルトニウムの扱いについて
我々の世界最高水準の技術が強みを発揮するだろう」(同社幹部)という。仏は
日本とともに、プルトニウムを燃料とする高速増殖炉を推進する数少ない先進国。
仏は日本に先駆けて高速増殖炉を実用化した。福島第1原発では扱いの難しいプルト
ニウムの漏洩が確認されており、東電は処理に手を焼いている。

福島第1原発で使われていたウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料は
コジェマ(アレバの前身)で製造された。日本は使用済み核燃料からプルトニウムを
取り出して再び燃料に加工する技術を持っていないため、稼働を待つ六ケ所村再処理
工場もアレバの技術支援で建設されたものだ。

同社の原子力に関する幅広い技術は、過去の事故の際にも生かされてきた。米スリー
マイル島原発事故(1979年)の事故処理に関わったほか、旧ソ連チェルノブイリ
原発事故(86年)に伴う同原発の廃炉や廃棄物管理もフラマトム(アレバの前身)を
中心とする仏企業連合が受注。ロベルジョンCEOは福島第1原発の状況について
「事態は非常に複雑で、こんな事故は前例がない」と分析しつつも、「単なるサプ
ライヤーとしてではなく、困難な局面でも我々の責任を果たしていきたい」と会見で
語った。

むろん同社にとっては、事故処理チームに加わり、様々な協力をすることで、日本を
足がかりにした原子力ビジネスへの悪影響を食い止めたいというもくろみもありそうだ。

世界の原子力業界は、東芝―ウエスチングハウス、日立―GE、アレバ―三菱重工業の
3連合がしのぎを削る構図になっている。アレバと三菱重工は、新興国市場における
中型原子炉の開発・販売の合弁会社「アトメア」を07年に設立した親密な関係にあり、
仏政府は三菱重工からアレバへの出資を受ける検討もしている。また同社は福島第1
原発の使用済み核燃料を封じ込める施設などの建設を担当した。技術者を派遣する
背景には、廃炉後の処理作業の受注を目指す狙いも見え隠れする。

事故処理の長期化が懸念されるなか、アレバから救いの手が差し伸べられたことは
歓迎すべきだが、日本の原子力関係者の反応は複雑だ。これまで「日本は仏と並ぶ
技術水準にある」(大手重工メーカー)との自負を持っていたからだ。

アレバのロベルジョンCEOは首相補佐官の経験があり、サルコジ政権での入閣も
取り沙汰されるなど政界とのパイプは太い。サルコジ大統領が中国やインドなどに
外遊する際にはたいていは随行し、原子炉の売り込みに成功している。日本での事故
を機に技術力を世界に見せつけようとする積極的な姿勢は、仏政府と一体となった
同社の戦略の一環ともいえそうだ。

◎アレバ(AREVA SA) http://www.areva.com/


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