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【コピペ】政治経済スレ【専用】

332時事専修:2011/03/02(水) 09:56:39
【貿易】欧州市場、選ばれぬ日本 自動車・テレビ 韓国が攻勢[11/03/02]

ソースは
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110302/mcb1103020504016-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110302/mcb1103020504016-n2.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110302/mcb1103020504016-n3.htm

日本企業が欧州市場“喪失”の危機にひんしている。
ウォン安・円高を背景に韓国製の自動車やテレビが価格競争力を増し、現地でシェアを伸ばしている。
これに加え、7月には韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)が発効し、韓国製品の輸出は
関税が撤廃され競争力が一段と高まる。
乗用車や液晶テレビなどではすでに韓国勢の後塵(こうじん)を拝するケースも。
このままでは日本メーカーの存在感がさらに低下することも予想されるだけに、官民一体となった
戦略練り直しが求められそうだ。

■ブランド戦略に遅れ
「価格と品質ではトヨタ車に負けない」。
スペイン・マドリード市内の韓国車「ヒュンダイ(現代自動車)」の販売店の男性従業員は
こう言って胸を張る。
同店の売れ筋はハッチバックタイプの乗用車「i30」。
価格は1万3390ユーロ(約151万円)だ。
一方、同市内のトヨタ自動車の販売店では「i30」の競合車「オーリス」が1万6950ユーロ
(約191万円)以上など。価格面では明らかに現代に分がある。

現代は欧州全体で販売を伸ばしている。
欧州自動車工業会の2010年販売統計によると、現代と傘下の起亜を合わせた欧州での販売台数は
前年比4.6%増の62万911台。
前年比16.3%減で60万314台だったトヨタグループを初めて上回った。

欧州ではホンダ、マツダ、スズキなども軒並み前年割れ。
販売増が見込めないことからダイハツ工業は欧州撤退を決めた。
パリ、マドリードなどの主要都市ではハイブリッド車「プリウス」を改造したタクシーが走るなど
依然、日本車は目立つが、
「対ユーロでの円高とウォン安を背景に、実際にはじりじりと後退を余儀なくされている」(市場関係者)
のが実情だ。

ブランド戦略の遅れも日本勢の不振の原因だ。同じくマドリード市内にある百貨店の家電販売店。
薄型テレビでは日本製よりサムスン電子、LG電子などの韓国製の方が人気だという。

同店は先日、ある日本メーカーの液晶テレビを599ユーロ(約6万7000円)から
399ユーロ(約4万5000円)に値下げした。
一方、同じ画面サイズのサムスン製は599ユーロのまま。それでも日本製は売れないという。

女性店員は
「日本製の性能のよさを説明しても、客は買おうとしない。韓国製テレビのデザインの方が
格好いいこともあるが、(より製品を知ってもらう)マーケティング戦略が日本は遅れている」と指摘する。

テレビでも日本勢は苦戦を強いられている。米ディスプレイサーチの調べによると、
08〜10年の3年間の欧州市場で、サムスンはシェアを1.0ポイント、
LGが5.9ポイント伸ばしたのに対し、ソニーは0.2ポイント増でほぼ横ばい、
シャープは0.5ポイント低下となった。

■官民一体で見直しを
韓国勢の動きについて、日本貿易振興機構(ジェトロ)マドリード事務所の戸塚隆友所長は
「韓国は政府も一体となったプロモーションを強力に推し進めている」と指摘する。

韓国のFTA戦略も立ちはだかる。韓国とEUのFTAは7月に発効し、韓国製品はテレビの場合で、
最大14%かけられていた関税がゼロとなる。

一方、日本はEUとの経済連携協定(EPA)について今春からの交渉開始を目指しているが、
EU側は日本市場の規制や非関税障壁を嫌がり、交渉入りには慎重だ。国内事情を背景に
“開国”が進まない点は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加でも共通だ。

「市場進出の優先順位は、アジア、米国、欧州の順番」とメガバンク首脳が語るなど、日本企業の目は
中国など新興国に向きがち。
ただ、欧州での売上高比率はキヤノンや任天堂、コニカミノルタホールディングスで3割前後、
ソニーで約2割を占める。
「欧州で利益をあげられなくなれば、多くの企業が打撃を受ける」との危惧が市場から上がっている。

日興コーディアル証券の嶋津洋樹シニアマーケットエコノミストは
「日本は、韓国のように政府が介入して立て直すのか、あくまで企業任せでいくのかを決めなければ
ならない」と指摘する。
EPAのあり方も含め、新たな戦略を打ち出す時期がきているといえそうだ。


“欧州市場のシェア”というグラフは
http://www.sankeibiz.jp/images/news/110302/mcb1103020504016-p1.jpg


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