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【コピペ】政治経済スレ【専用】

280時事専修:2011/02/04(金) 01:24:17
【衣料】石川県の縫製業者に国内アパレルからの注文急増…「納期遅れるのに賃金は上昇。中国で生産のメリット薄い」と国内志向に[2/4]

石川の縫製業者にアパレルメーカーからの注文が急増している。
中国を縫製拠点とする日本のアパレルが大半を占めるなか、
現地で賃金上昇や納期遅れなどの問題が浮上し、
国内に加工先を切り替える動きが出てきたため。
中国など新興国メーカーの台頭で、県内の業者数が激減してきただけに、
残った繊維関係者からは「中国回避の流れはリベンジの好機だ」との声が聞かれる。

「工場のミシンは空いていないか。うちの縫製をやってほしい」。
アトリエヨシダ(金沢市)では、こうした国内アパレルからの打診が急増している。

注文の件数は前年の同時期よりも3割ほど増えた。
中国で縫製を予定していた製品の依頼が多く、吉田秀三社長は
「昨年末から中国生産を中止し、国内に発注を切り替えるアパレルが目立ってきた」とする。
エム繊維(石川県内灘町)でも、中国で縫製する予定だった製品の注文が増加傾向にある。

ジェトロ金沢によると、中国では労働者の賃金が上昇し、
「従来のような低コストのメリットが薄れつつある」(久保敦所長)という。
加えて、内陸部の経済発展に伴って出稼ぎ労働者が減り、
沿海部工場の人手不足による納期遅れが表面化している。

こうした状況で、国内アパレルは日本で縫製工場の囲い込みに動いている。

カメダ(白山市)では年明け以降、アパレルから
縫製の生産量に関するアンケートが届くようになった。
生産能力のうち、そのアパレルの製品を何%請け負っているか、
という内容で「加工比率を上げてほしい」との要請が増えたという。

亀田康彦社長は「国内では縫製工場の淘汰(とうた)が進み、
中国から縫製の拠点を急に移そうとしても、生産能力が足りない。
今の内に国内工場を抑えようと躍起になっているようだ」と話す。

石川県縫製協会の会員数は現在19社と、20年前に比べて半減した。
国内アパレルからの縫製の注文が中国にシフトした影響が大きく、
「協会に加盟していない零細業者を含めると、事業所数は過去10年で
10分の1程度になったのではないか」(県内の繊維企業幹部)との声も聞かれる。

こうした厳しい状況で、受注の持ち直しは明るい兆しとなる。
ただ、中国で縫製を予定していた製品は加工費が安く、
「採算が合わない場合も多く、すべてを受け入れられるわけではない」(吉田社長)という。
縫製各社が中国回避の受注を取り込むには、
加工費を採算ベースに引き上げる交渉力が試される展開になっている。

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110202301.htm


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