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【コピペ】政治経済スレ【専用】
268
:
時事専修
:2011/01/28(金) 01:30:27
■農業技術を対中外交のカードに利用
イスラエルは農業技術を武器に中国との関係を強化している。中国側は「イスラエル
の節水農業技術が取得できるなら何を犠牲にしてもかまわない」とまで言い切る。
中国国家ファンドも、イスラエルの農業技術を中国へ移転するべく、大きな投資を
しているほどだ。
イスラエルの農業技術の中核は、節水技術である。また、作物の生育をコントロール
する技術でもある。中国は既に、大量の農業技術者を労働者としてイスラエル本国の
農場に派遣し、技術を吸収中だ。水資源不足に悩む中国は節水技術と農産物の高品質
化を習得している。
■中国産のイメージ変わる?!
話題はそれるが、年間輸出額が300億ドルを超える世界最大級の農業輸出国となり
つつある中国が、イスラエルの農業技術でさらなる効率向上、高品質化、安全性
向上を実現したらどうなるか。日本は隣国として多大な影響をこうむるだろう。
確かに日本産の農作物は美味しいが、いつまでも競争力があると思っていては
いけないと思う。日本農業の生産力と生産性を落としてしまったら、日本市場は
中国産農作物に席巻されるかもしれない。
エルメスが中国製品のブランドイメージ向上に働きかけ始めたように、イスラエルの
技術が、中国産農産品のイメージと実態を変えるだろう。マンガもアニメも韓国に
追いつかれて、やがて13億人から才能あるコンテンツクリエーターが生まれるだろう。
一つ意外な話を紹介しよう。イスラエルの錦鯉だ。日本の専売特許と思っていたら、
イスラエル産錦鯉が品質でも価格でも競争力がある。中東産油国の富豪は全身ゴールド
の鯉が好きだ。21金バーション、22金バージョン、18金バージョンなどがある。
以下にイスラエル農業の生産性を示す指標を掲載する。いずれも世界最高水準だ。
10アール当たりのトマト最大生産量・・・・・50トン
10アール当たりの1シーズン温室バラの生産本数・・・・・30万本
10アール当たりのかんきつ類生産量・・・・・8トン
乳牛1頭当たりの年間搾乳量・・・・・1.2万リットル以上
鶏卵の初年度産卵数・・・・・308個
続く
■オランダ:世界最強の小国農業
イスラエルの次に紹介するのはオランダ。チューリップとチーズは有名だが、
実は意外にも世界最強の農業国なのだ。
オランダが、国際的に農業で稼ぐ上で、不利な条件を挙げてみよう。まず国土面積の
狭さ。国土面積は日本の5分の1しかない。平坦な土地が多いが、それでも耕地面積は
日本の4分の1。次に農業人口の少なさだ。総人口に対する農業者の比率は2・5%で
日本と同規模だが、実数は43万人で日本(305万人)の 7分の1以下の規模だ。
低温で日照時間にも恵まれない。日本の近くに例えればサハリン北部に相当する
厳しい気候だ。また、人件費も高い。パートタイム労働者の時給が2000円近くする。
それでいて、強い農業を形づくっている。農業輸出額は680億ドルでアメリカに次ぐ
規模だ。これは日本の30倍に相当する。日本の農業貿易は440億ドルの赤字だが、
オランダは世界最高の250億ドルの黒字だ。小さくても世界で稼げる農業を実践して
いる。
オランダの農業生産性は非常に高い。日本の7分の1以下の農業人口で、日本の2.5倍
の量のばれいしょ、1.3倍の甜菜、3.5倍のマッシュルーム、1.2倍の豚肉、1.3倍の
牛乳、を生産している。牛肉生産量も日本の8割以上である。
一言でいえば、自給率へのこだわりを捨てて、高付加価値なものに特化しているのだ。
小麦1トンの売り値は340ドル。トマトなら1200ドル。チーズなら5600ドルだ。
オランダは「稼ぐ農家」を実践することによって、農業を強くしている。食糧自給率
を上げるためにはトン当たり利益の少ない飼料や穀物を作らねばならない。それら
では利幅は薄く農家は儲からない。オランダはチーズや肉、トマトやパプリカ、
マッシュルーム、そしてイチゴにという単位面積当たりの利幅が高く、農家が潤う
品目に特化した。結果的に、自給率は14%まで落ちたが付加価値ベースでは世界最高
水準の農業を実践している。
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