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【コピペ】政治経済スレ【専用】

215時事専修:2011/01/19(水) 06:55:58
【宇宙開発】JAXA、3段ロケット「H3」開発検討 有人も視野

宇宙航空研究開発機構と三菱重工業が、次世代ロケット「H3」の技術的な検討を始めた。
国産の主力ロケットH2A、H2Bは2段ロケットだが、H3はまったく新しい3段ロケットを想定。
有人飛行に使うことができ、太陽系探査では「はやぶさ」などより大きな探査機も打ち上げられる。
H2シリーズは基本設計から30年になるため、部分改良よりも新規開発する方が多目的化できるとみている。

試案によると、H3は1段目に、H2Aの2段目と同じ形式のエンジンを3基ほど並べる。
1基ずつは高出力ではないが、噴射される燃料の温度が低く、安全性が高い。
複数積むことで、国際宇宙ステーション(ISS)の高度に6トンの有人船を運べる能力を持たせる。
1基故障しても推進力を確保でき、このエンジンを2段目にも使えば低コスト化を図れる。

20日には、H2Bで有人船にも発展可能な無人補給船「HTV」2号機が打ち上げられる予定だ。
H2Bなどは固体燃料の補助ロケットで推進力を補っているが、固体燃料は米スペースシャトル・
チャレンジャー爆発の原因にもなった。
このため、H3を有人で打ち上げる際は、固体燃料を使わない方針だ。

3段ロケットにすれば、有人飛行では3段目エンジンを打ち上げ失敗時の緊急脱出に使える。
太陽系探査でも、探査機を飛ばす方向の自由度が増す。
日本の探査機はこれまで、ロケットの制約から大型化が難しかった。
観測機器を多く積むと予備系を少なくしなければならず、失敗の一因にもなっていたが、
ロケットの運用に幅ができることで、大型化も図れそうだ。

静止軌道など普通の衛星には下2段を使えばすむようにし、打ち上げ費はH2Aの
80億〜120億円より2〜3割ほど安くする。技術的には2020年ごろに初飛行できるという。

1段目に小さめのエンジンを複数使うのは、ロシアのソユーズや米民間ロケット
「ファルコン9」などと同じ設計思想だ。米オバマ政権は昨年、米航空宇宙局(NASA)による
ロケット開発をやめ、民間ロケットの活用を打ち出した。
ただ、ファルコン9などは旧世代の技術を使っており、新しいロケットを開発し続けている欧州の
アリアンスペースに差をつけられつつある。

09年に策定された宇宙基本計画は、月面有人活動も視野に入れた基盤技術を構築するとしている。
有人月探査のハードルは高いが、宇宙機構の立川敬二理事長は13日の会見で
「有人ロケットについて国の決定は出ていないが、研究は続けたい」と話していた。(東山正宜)

画像:H2Bとの比較
 http://www.asahi.com/special/space/images/TKY201101180583.jpg
▽記事引用元 :朝日新聞2011年1月19日3時0分
  http://www.asahi.com/special/space/TKY201101180581.html


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