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第二東京大学を作ろう!

16農耕太郎:2008/06/04(水) 00:47:06
>>14
現状、工学における研究は二極化している。
1つは、天才的な研究者による工学理論や先進分野の研究である。
これは投機的な意味合いが強く、成功した場合のリターンが大きいものの
同時に1つ1つの研究におけるリスクも高いため、大数効果による平準化が求められる。

もう1つは巨大な予算と複数年にわたる研究計画を立て、
教授級・准教授級の研究者を10人規模で組織するプロジェクトベース研究である。
(実際に動くソルジャー(B4〜M2&D1〜D3)までを含めると数十人体制となる)
こちらは、より投資的な意味合いが強く研究者と資金の調達力が要となる。

前者に関しては、研究科の規模を拡大し優秀な研究者を囲い込むことが効果的な戦略として考えられる。
このため、工学部を合併することで米国の大学や東京大学のように
研究主体の教員と、教育主体の教員を分離できるというメリットが効いてくる。

後者は、どれだけ研究者間で緊密な連携を構築できるか、
またどれだけの予算を科研費及び企業から調達できるかが問題となる。
そのような状況において、大学の工学系研究科を合併し、
所属する各研究者間のネットワーク及び資金調達力の強化を行うことは、
プロジェクトベース研究の案件受注における大学間の競争において有利となる。

以上のように、近隣大学と工学研究科との関係を吸収合併を含めて強化し、
戦略的な研究体制を構築することは、今後の大学の経営戦略上の大きな
ポイントとなることは間違いない。

むしろ、東工大の工学部と農工大の農学部、のような吸収合併案こそ
お互いにシナジー効果を生み出さない愚案だと考えられる。


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