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農工ちゃんねる★雑談室2

310農耕太郎:2011/09/09(金) 13:31:02
台風12号による死者・行方不明者は、あわせて100人を超えた。
村ごと孤立し、今もおよそ4,000人が取り残されている奈良・十津川村にたどり着いたFNNのカメラが、豪雨による破壊のすさまじさを目撃した。
さらに、4カ所で確認された「土砂崩れダム」が新たな懸念を呼んでいる。
およそ5,300世帯が断水している三重・紀宝町。
紀宝町役場前では、午後7時をすぎても、自衛隊の給水車の前に多くの住民が水を求めて並んでいた。
給水に来た住民は「もらうの初めて。もう水が一番大事やもんね」と話した。
午後8時ごろ、停電となった住宅では、懐中電灯の明かりだけが家族を照らしていた。
女性は「ゴーストタウンみたいでした。夜走っても。気持ちが暗くなって」と話した。
台風12号が残した大きな爪跡。
被災した住民たちの不安な夜は続いている。
2010年10月と5日の和歌山・白浜町付近の衛星写真を比べると、中心を走る川は土砂を含んで濁り、川幅も大きく広がり、周囲を浸食していることがよくわかる。
徐々に明らかになる被害。
これまでに死者48人、行方不明者は56人にのぼっている。
和歌山・新宮市の旧熊野川町では、倒木、土砂などが車両の通行を阻み、まさに陸の孤島と化した。
6日朝、高田地区で、自衛隊の捜索によって2人の遺体が発見された。
3日間、電気・電話・水道が止まったままだったという。
住民は「水はもう、山の水。食べ物はあるもので。もらってきたり」と話した。
一方、三重・紀宝町では、高齢者施設の100人近くのお年寄りが孤立した。
多くのお年寄りが施設に残っていて、搬送が必要な人は、軽トラックで道路が寸断された地点まで運ばれた。
奈良・十津川村では、外部へつながる道路がすべて寸断された。
6日、FNNのカメラがその惨状をとらえた。
発電所が流され、タービンがむき出しになっていた。
自衛隊による捜索活動、がれきの中から出てきたのは家族の写真だった。
濁流はあらゆるものを飲み込み、高さ20メートルの橋の橋脚をも破壊した。
そして、土砂崩れの発生で建設会社の火薬庫が流され、爆薬およそ600kg、雷管2,900個が流出し、爆発の危険性があるという。
さらに、住宅2棟が流された。
近所の人は「家でおったら、もうドーンとすごい音がしたわけ。それで結局、その一撃で、結局こう、津波みたいに水を押し出して、家を流したわけだね」と話した。
また、付近住民の大きな懸念となっているのが、土砂崩れによって川がせき止められてできる、いわゆる「土砂崩れダム」。
十津川村にできた土砂崩れダムの溝は、深さ50メートル以上あるとみられ、決壊すれば二次災害のおそれもある。
国土交通省は6日、奈良県の十津川村や和歌山県の田辺市など、あわせて4カ所で土砂崩れダムの緊急調査を始めると発表した。
過去には、地震の際に多く発生している土砂崩れダム。
2004年の中越地震の際には、せき止められた水の排水工事に、2カ月以上の時間を費やしたという。
今回は大雨による土砂崩れが原因ということで、「特に注意が必要だ」と土砂災害にくわしい専門家は指摘している。
東京農工大学大学院・石川芳治教授は「(映像からは)あと14、5メートル前後が、残っている高さということになります。今後、雨が降りますと、どんどん水が入ってきて、早い時期に決壊がスタートするということになります」と話した。
各地に大きな爪跡を残した台風12号。
今も夜を徹した救助活動が続けられている。
(09/07 00:35)


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