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教えてください。色の選択について。

1もも:2008/04/09(水) 23:17:40
はじめまして。
病院に勤めているSTです。
私の担当の患者さんではないのですが…。

脳血管障害の後遺症で、重度の失語症のある方で、色の選択を誤る方がいるそうです。

色は認知していて、マッチングも可能なのですが、見本にカラーの絵を置いて、同じ色の色鉛筆を選択させると(1/2選択)誤るそうです。
見本のカラーの絵が赤だとしたら、黄色を選ぶなど、全く違う色を選ぶそうです。でも、線画はフリーハンドや模写で、とても上手に描けるそうです。

こういう症状を何というのでしょうか。
またどんなリハビリをしたら良いのでしょうか。

ご存知の方いらっしゃいましたら、ご意見お願いします。

2あか:2008/04/10(木) 02:07:29
属性照合の障害とでもいうのかな?
色には操作や感触は無いので、名称−視覚の範疇で説明するしか無いでしょう。
照合できないのは色カード:色鉛筆だけですか?

3もも:2008/04/10(木) 08:27:02
>あかさん
書き込みありがとうございます。
例えば漢字の「赤」と色鉛筆もしくは色のついた実物とのマッチングも出来ないそうです。
担当のSTは、それは失語症が重度のため、と理解しています。
色のインプットやマッチングや概念や理解は良さそうなのですが、アウトプットに問題がありそうなんです。
見本のカラーの絵を置いて、それと同じ線画を置いて、色鉛筆を選択(1/2選択)させると、誤るそうです。
他の患者さんでも、線画はとても上手で、図鑑や実物を見て線画で書いた後、色を塗ると、全く違う色を選択して塗るそうです。

共通しているのは、重度の失語症がある、という点で、何か関係がありそうです。

4あか:2008/04/11(金) 03:33:43
りんごは赤い、大人は大きい、お巡りさんはピストルを持っている・・・
属性概念の異常でなく、失語が重度のために出来ないとすれば、
属性の想起と語彙の想起には、根源的な関連があるのでしょうか、
或いは、患者は色や物選択の方略を言語的な思考で処理していて、
それが失語のために効かなくなった・・・そんな理由が適切でしょうか?

5もも:2008/04/11(金) 09:19:05
>あかさん
ありがとうございます。
「患者は色や物選択の方略を言語的な思考で処理していて、それが失語のために効かなくなった」
なるほど〜と思いました。早速今日、担当のSTに話して意見を聞いてみようと思います。

6もも:2008/04/11(金) 19:33:11
>あかさん
担当のSTに言ってみたのですが、そもそも色の選択に言語的な経路はあるのか?と言われました。
確かに、色のマッチングでも、実物と色のマッチングでも、言語的な要素はありません。
「りんご」「赤い」という言語を想起しなくても、りんごの色と「赤」という色がマッチングできていれば、言語的な要素はないと思います。

7あか:2008/04/11(金) 23:45:05
ストループ効果をいうまでもなく、色は言語と結びついて初めて範疇化されます。
常識じゃなく知的効率化の問題です。紫のりんごも緑のりんごもオッケーでしょ。
ITPAの「ことばの理解」と「絵の理解」を失語患者にやってもらってみてください。
聴覚−運動、視覚−運動の課題でどんな結果がイメージできますか?
重度の失語患者が言語以外で問題が無いと判断されるのは、文脈を持った状況下です。
非言語課題のレーヴンでも失語症は重症度に応じて影を落とします。

8もも:2008/04/12(土) 11:06:37
>あかさん
うちの病院、ITPAがありません。。
私の勉強不足で、「色は言語と結びついて初めて範疇化される」という意味が分かりません。
学校では、エリスとヤングの言語情報処理モデルで教わったのですが、色と言語は結びつかなくても、非言語的な表出手段で表出可能と理解してきました。
そうではないという資料や、根拠を示した書籍などありましたら、ぜひ教えてください。


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