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「中世ウェールズ伝承」講演会

1森野 聡子:2006/05/01(月) 09:30:25
「中世ウェールズ伝承」講演会のご案内
1. 演題:The Battle of Camlan: Arthur/Mordred and Native Welsh Tradition
     「カムランの戦い:アーサー/モードレッドとウェールズ伝承」
    (講演は英語、日本語通訳つき)
  講師:Dr Ian Hughes (連合王国ウェールズ大学ウェールズ語科主任講師)
日時:平成18年6月25日(日)14:00〜16:30(受付開始13:30)
場所:慶應大学三田キャンパス・研究室棟1階 A・B会議室
   〒108-8345 東京都港区2−15−45
     ・ 三田キャンパスへのアクセスhttp://www.keio.ac.jp/access.html
・ キャンパスマップは、上記キャンパス案内の「キャンパスマップを見る」
というリンクからhttp://www.keio.ac.jp/access/mita.html10番の建物
・ 会場校の連絡先(当日) 03-3453-4521(内線23019)

2. 演題1:『マビノーギオン』と『古事記』
講師:松本 達郎氏(獨協大学名誉教授)
  演題2:Medieval Welsh Narratives: Tales, Episodes, or Texts?
      「中世ウェールズ伝承:説話?エピソード?それともテクストか?」
      (講演は英語、日本語通訳つき)
  講師:Dr Ian Hughes (連合王国ウェールズ大学ウェールズ語科主任講師)
  日時:平成18年7月1日(土)13:30〜17:00(受付開始13:00)
  場所:姫路獨協大学・西館5階 第3会議室
   〒670-8524 兵庫県姫路市上大野7−2−1
・ 姫路獨協大学へのアクセス
  http://www.himeji-du.ac.jp/univ/univ-800htm
・ キャンパスマップ http://www.himeji-du.ac.jp/univ/univ-700htm
・ 会場校の連絡先(当日)0792-23-2211(代)
  
★日本ケルト学会・語りと身体研究会共催
   どなたでも入場できます(参加無料)。
 問い合わせ先:静岡大学情報学部・森野研究室
        〒432-8011 浜松市城北3−5−1
        研究室Tel/Fax: 053-478-1558
e-mail: smorino@inf.shizuoka.ac.jp

<講師紹介> Dr Ian Hughes (イアン・ヒューズ博士)
・連合王国ウェールズ大学、ダブリン・ケルト研究所で中世ウェールズ・アイルラ
ンド伝 承を研究。現在ウェールズ大学アバリストウィス(Prifysgol Cymru Aberystwyth)
ウェールズ語科で中期ウェールズ語散文、アイルランド語、スコットランド・ゲール語を
担当。中期ウェールズ語説話『マビノーギ』第4話「マース」の注釈付テクストを出版し、
現在は第3話「マナワダン」の編纂を終えて刊行準備中。
<講演要旨> ○ Cad Camlan: Arthur/Medrawd a’r Traddodiad Brodorol Cymraeg
The Battle of Camlan: Arthur/Mordred and Native Welsh Tradition
 「カムランの戦い:アーサー/モードレッドとウェールズ伝承」
アーサー王最後の戦として知られるカムランの戦いについて、諸伝承よりモードレッドの
人物像の変遷とその意義を考察する。15世紀までのウェールズのバルドはメドラウド
(モードレッドのウェールズ語名)を讃えてきたのに対し、ジェフリー・オブ・モンマスの
『ブ リテン列王伝』や英語および他のヨーロッパ諸語によるロマンス中のモードレッドは
アーサーに反逆して戦いを起こした悪役とされる。ウェールズ古来の伝承によれば、カムラン
の戦いはメドラウド/モードレッドとは無関係なのである。
○ Naratifau Cymraeg Canol: Chwedlau, Episodau, neu Destunau?
Medieval Welsh Narratives: Tales, Episodes, or Texts?
 「中世ウェールズ伝承:説話?エピソード?それともテクストか?」
中期ウェールズ語散文説話は現在、個々に題名がついた形で一般に知られ、
その名のもと に編集されたバージョンとして流通している。実際には、
これらの説話名は写本には現存 せず後世になって作られたものであるが、
題名があれば読解もおのずと影響を受けること になる。中世ウェールズの
「語り」を完結した「説話」ではなく「テクスト」として捉え ることが必要
である。なぜならば、これらの語りは、本来、主要な人物(群)についての
口承による多様なエピソード群を、中世になって書きとめたバージョンだか
らである。


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