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最近の雑感

47 ◆KMyTcmL3ws:2006/04/09(日) 14:59:00 ID:NxXB0wBI
昨日、4月8日は昼過ぎから空が異様にシルバーの霧がかかったようになって
幻想的だった。決して湿った霧とかではなく空一面におおう銀色のパウダーのような
不思議な空間。


太陽が沈みかける夕方前には、太陽が銀色をして霧の向こうで鈍く輝いていた。
銀色の太陽で、凝視してもまぶしくなくて輪郭がはっきりと見えた。
黒点まで見えそうなぐらいシャープな太陽だった。

黒点と言えば以前、アンカレッジだったか、スキポール空港だったかの待合いで
窓の磨りガラス越しに太陽が見えていて、双眼鏡でなにげにそれを見ると黒点が
はっきりと見えたのには驚いた。
磨りガラス越しに無限遠の太陽に焦点が合うとは思ってもいなかったからだ。


双眼鏡と言えば4歳ぐらいの小さい頃、遠くのたばこ屋にぶら下がっている看板の
”たばこ”という文字(あのレトロなデザイン)に対して双眼鏡で見たときの分解能に
ついて考察した事があった。

あまりに遠くなので”たばこ”という文字(形)がはっきりと見えない状況だった。
双眼鏡でそれを見ても、はっきりと見えない状態で大きく見えるのか、それとも解像度が
上がり文字(形)が判読できるのか。

プラスチックで出来た安物の双眼鏡で覗いた4歳児の目には、はっきりとした”たばこ”
と言う文字(形)が見えた。

人間の認識能力と実体との分別が双眼鏡という道具を用いる事によって実現できるという
不思議な実感を4歳児は味っていた。


そう言えば、良くある安物の刑事ドラマで、銀行等の防犯カメラに写った遠くの人物の顔や
手元を映像解析専門家と称する担当者がモザイクを拡大し、くっきりと明快なほくろや
番号を浮かび上がらせ、その人物を犯人と特定する場面があったりするが、そう言う事は
あり得ないがそう言う事を真に受ける視聴者がほとんどという恐ろしい現実。

いわば下位互換はあるが上位互換などデジタルでは存在しないからだ。

これからの世の中、デジタルデバイドに象徴されるように、支配する側とされる側、
本質を見極める事が出来る側と騙される側。という明確な線引きがますます大きくなるだろう。

心の意識のエントロピーの増大によっていつか壮大な心の崩壊が来ると思う。

NHKの”奇跡の詩人”に代表されるように。巧みにコントロールする側と、されてしまう側。
恐ろしくもあり、逆に分かりやすい世の中と言う事も出来る。


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