【ザ・雑談】☆Part3☆

284： ◆SAKEL5SQ8Q：2007/04/07(土) 01:33:44 ID:???: 昨夜、２ちゃんねるに
「明日は海と山に囲まれた風光明媚な所へプチ出張。チョロっと仕事して、
あとは地元の美味いもんでも食って、リフレッシュしてこよう。」
みたいなことを書いた。

その「仕事」ってのは、3～4ヶ月に一回かの地の社長と会って、諸々の金銭清算と
今後の段取りを打ち合わせするだけの、何年も前からやってる簡単な作業。
毎度、別れる時に「んじゃ次は×ヵ月後の○日何時、利益が確定した時に。」
と口約束して、約束の日にはアポもとらずに直接訪ねるのが慣例だった。
今回は、「社長、今日は泊まるから、どっか美味しい店案内してよ。」と頼む筈だった。

今日、自宅を訪ねたら、彼は一週間前に死んでた。
マンションの自室前で死んでいるのを発見され、司法解剖の結果「自然死」と認定されたらしい。
彼は三度も離婚してて同居の身内もいなかったし、俺との仕事は会社を通さない彼個人の
利殖だったので、俺に連絡を入れる人間はいなかった。

彼とは仕事だけの繋がり、もっとはっきり言えば金だけの繋がりだったし、実は心の隅っこで
軽蔑してすらいたから、ちっとも悲しくない。
彼が死んだことで数百万の回収不能金が発生したが、この際どうでもいい。

なのに、この小石を飲み込んだような感覚は何なんだろう。

昨年の　12月6日、

「んじゃ社長、来年の4月6日にまた来るから。　それまで会社潰すなよｗ」
「4月頭かぁ。暖かくなってるけど、こっちじゃ桜はまだだなぁ。　おめーもそれまで殺されんなよｗ」
　
が、最期の会話だった。

故人の御冥福をお祈り申し上げます。
んじゃおやすみなさい。

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