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今コピーしてあるものをペーストするスレ2inKAIT

627KAITさん:2009/10/30(金) 07:28:32
誰もこないような山奥で、文明の進歩にも世の中の騒動にも関心がなく、日がな一日縁側に座り、傍らにいるちょこんとした小さなロボットを相手に話をする老婆の姿を思い浮かべてほしい。

 ロボットは縁側に腰を掛け、脚をぶらぶらとさせている。ロボットが何かを話し返すと、老婆は聞いて笑っている。そして、小さなロボットの頭をなでる。

 ある日、老婆が家の中で倒れた。小さなロボットは町の病院へ連絡し、すぐに救急車がやってきた。

 小さなロボットは、状況を説明し、最近の体調などの基礎データを救急チームへと転送をする。

 老婆は病院へ運ばれ、小さなロボットもついていった。

 病院での小さなロボットは、他の看護ロボットや介護設備とネットワーク接続し、自動機械たちを使いこなし、老婆の世話をし、話し相手となった。

 やがて老婆は亡くなった。小さなロボットはひととおりの葬儀をすませ、落ち着いたころに記憶域にある言葉をつむぎ、1人の女性の物語を綴り始めた。

 そして、その物語をネット上にアップロードすると、小さなロボットは山奥の朽ちかけた家に戻り、縁側に座り、四季の流れを受け止め、脚をぶらぶらとさせながら、自らの電源が無くなるまで庭を眺めていた。


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