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負けんぞごらー

79名無しさん:2015/06/17(水) 11:08:35


「許す」の2つの要素

l 「復讐(ふくしゅう)をしないこと」
これは、心の健康にも良いことです。

l 「責任を負うべき人間から罪を免除すること」
これには正当性はありません。心身を傷つけ苦痛を与えて虐待した人間の責任を、免除しなくてはならない理由がどこにあるのでしょうか。

「人を悪く思ってはいけない」など、加害者を許すようプレッシャーをかけることは、傷ついた心の本当の回復をさまたげます。「怒りの表出と、自分の感情を認めること」をあきらめさせてしまうからです。人間の感情は、理屈に合わないことを無条件で納得できるようにはできていません。無理に許そうとすると、「許さなければ……でも、許せない」という葛藤(かっとう)が生まれて苦しくなります。

人は簡単に「許して忘れなさい」と言うかもしれませんが、それは「何も起きなかったというフリをしていなさい」と言っているのと同じです。

「許さないといけないから」という理由で無理やり許したことにしても、それは自分をだましているだけで、心の奥底に閉じ込められた感情はそのままです。「許した」と言いきると、怒りを認識することができなくなり、自責の念や自己嫌悪におちいり、押さえこんだ怒りが原因で心身に様々な障害を引き起こします。「もう許した」と思ったときには一時的に心が洗われたようになって、心身の健康が急激に好転することはたまにありますが、長続きはしません。なぜなら、心のなかで本当に感じていることは何ひとつ変わっていないからです。

「許せない気持ち」に対して罪悪感を感じる必要はありません。ひどい思いをさせられた人は、心のなかでは遠慮なく、「許さない」と位置づけてください。「あの人にはいいところもあるから…」などと言って、自分の気持ちをあいまいにする必要はありません。いいところがあるのかもしれないが、許せないところがある。それでいいのです。その人のことを他人がどんなにほめていても、他人がどんなに好きだと言っていても、自分はそうは思わない。それでいいのです。

「怒り」という感情は押さえずに外に出す必要があります。自分にされたことを矮小化(わいしょうか)するようなことはやめなければなりません。許される側の人間がそれに値(あたい)するなんらかの具体的な行動を取った時にはじめて、「許し」は適切なことと言えます。加害者は、自分の行ったことが何であったかを認め、その責任が自分にあることを認め、自分を改める意思を見せなければなりません。

心の健康と平和をとりもどすということは、自分が内面に抱える怒りと悲しみという感情と正直に取り組み、苦しみの原因となったことの責任を、本来負わなければならない人間に返すことができて、はじめて可能なのです。「処理されない敵意」は心ばかりでなく肉体も破壊します。敵意が心臓や血管に長期間にわたるダメージを与えて心臓発作を誘発します。敵意を処理しないと心も体もボロボロにされてしまいます。

自分が非寛容(ひかんよう)な人なら、事実は事実として受け入れます。しかし自己蔑視(じこべっし)をしません。そして解決します。寛容な人は寛容になる人間環境で育っています。
「寛容な児童は、許容的雰囲気(きょようてきふんいき)の家庭に多いようである。彼らは歓迎(かんげい)され、認められ、何をしてもいいのだと感じる。ひどい罰(ばつ)とか気まぐれの罰がなく、いつなんどき頭上に雷が落ちるかもしれないぞとばかり衝動(しょうどう)を警戒(けいかい)しなくてすむ」
子供が育つ魔法の杖は、「そのままの気持ちを言える環境」です。こうして甘えて生きてこられなかったのですから、しかたがありません。誰も好き好んで非寛容な人になったわけではありませんから、「私は非寛容な人である」と認めます。そう認めた上で「にもかかわらず、私は尊敬に値する人間である」と認識します。

無理をしてきた人に、「人を憎(にく)んではいけないわ」「憎しみを乗り越えて、愛することのできる人になりなさい」などと立派(りっぱ)なことを言う人は決してやさしい人ではありません。たいていその人自身がノイローゼで、鬼のような人です。心の底に堆積(たいせき)した憎しみを、表現することが「癒(いや)し」です。その憎しみの表現を受け入れてくれる人がやさしい人です。悲しみも表現されていないでいると、憎しみに変質していきます。怒りを溜(た)めて憂鬱(ゆううつ)になるのは抑制型(よくせいがた)の人です。絶望から再生する者は憎しみを処理しています。




参考 『グサリとくる一言から自分を守る方法』 渋谷武子 中経出版

『毒になる親』 スーザン・フォワード 著 玉置悟 訳 講談社

『「怒れない人」の心理 隠された敵意は悩みとなって現れる』 加藤諦三 PHP研究所


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