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底辺学生がぼやく

638ハンタカチ王子:2017/01/27(金) 23:43:59
639 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ b7ee-7D95) 2017/01/27(金) 23:12:41.45 ID:OwPxDofR0
彼女いない歴=年齢だが、この映画を観るとやる気がみなぎってくる

この映画は登場人物の模範的かつファンタジー的な純真さ、
それとオーバーラップする形で子供の頃に感じたであろう夏(休み)のワクワク感、
それらを中和する役目を果たすリアルな風景や台詞、そこから生み出される情緒豊かな現実味と、
困難に立ち向かう過程の見事な描写、ノスタルジックかつドラマティックな青春ストーリーが高次元で融合して
人生とは何たるか、どう生きるべきか、という問いに対しての答えを本質的なレベルで表現できている。
初めて俺がこの映画を観たとき、アニメであるのにこのリアリティはなんだろう と不思議に思った。
いや、アニメーションという媒体だからこそ表現できるシンボル的な空気感やリアリティがある。
おもひでぽろぽろもそうだが、やはりジブリはそこら辺を表現するのが旨い

この作品を自分の青春時代と重ね合わせて鬱になった 等という書き込みをよく(2ちゃんねるで)見かけるが、それは表面しか見えていないからそういうことになる。
作品に流れているテーマ性は世代に関係なく普遍的に通じるものだ。
青春に特有の不安にどう立ち向かえばいいか、どう生きるべきか、そこに宮崎駿のメッセージがあるのであって、恋愛劇は1つの要素にすぎず、
物語を回してメッセージを伝える上での媒体という側面が大きい。

そのメッセージが如実に表れているのが西老人による「初めから完璧なんか期待してはいけない。」、
「自分の中に原石を見つけて、時間をかけて磨くことなんだよ。手間のかかる仕事だ…。」、
そして自分の中の原石を見つけようとして、己の未熟さを知り涙を流す雫に対して
「よくがんばりましたね、あなたは素敵です。 あわてることはない。時間をかけてしっかり磨いてください」という台詞である。
挑戦して自分の限界を知ることは辛いことだが、とりあえずやってみなければ自分の限界も見えてこないし、
可能性が見えてくることもない。やることそれ自体に価値がある。だからこそいろいろなものに挑戦してみよう。
彼はそう言っているように思える。

ラストシーンで「結婚しよう」というのが出来すぎだという書き込みもよく見かけるが、
主題歌の歌詞にもあるように「帰れない さよなら カントリーロード」
と思春期の自立と選択、そして挑戦への志向をテーマにしているのにもかかわらず、最初から弱気だったら矛盾するだろう。
あれは、困難を乗り越え、常に前にある未来を志向しだした彼らだからこそ必然的に出てきた台詞なのだ。
勿論、その後に別れたりする可能性もあるわけだが、そこは視聴者の想像次第であり、
仮に別れたとしてもこの映画のテーマ性が失われることはない。
むしろ、未来が不確定だから人は悩み葛藤するのであって、その不確定性を全部含めて1つの作品となるのである

草生えるけど良いこと言うなあ


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