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アメリカ法

206ハンタカチ王子:2014/07/01(火) 23:18:42
この科目の試験は、下記の項目の中から2題出題する(そのうち1問を各自選択し、答案を作成すること)。
 なお、持込許可については、別途指示する。


1 知る権利論を題材として、わが国の法学説におけるアメリカ法研究のあり方に関する問題点を指摘したうえで、法解釈学におけるアメリカ法研究のあり方について論じなさい。

2 懲罰的損害賠償(punitive damages)の制度を題材として、アメリカ法における「私人による法実現」概念を説明したうえで、同概念が日本法に導入されうるか否かについて論じなさい。

3 Lochner判決とCarolene Products Co.判決の基本的法思想の違いを説明したうえで、1980年代から現在に至るまでの法のあり方に関するアメリカの議論状況及びわが国への影響について論じなさい。

4 アメリカ法の確立及び発展に法現実主義(Legal realism)が果たした役割について説明したうえで、現在の法と経済学(law and economics)研究がどのように位置づけられ、同研究がアメリカ法に与えた影響及びわが国の法理論に与えた影響について論じなさい。

5 アメリカ法が一体性を有することができた背景にあげられる、同国の法学研究・教育のあり方について説明したうえで、わが国の法学研究・教育と比較しつつ、その長短を各自の視点から論じなさい。

(採点基準について)
 ・各問題のうち、「〜について説明したうえで」までを50点満点、「〜について論じなさい」の部分を50点満点とし、合計100点満点で採点する。
 ・「〜について論じなさい」の部分で類似する答案があった場合、すべて0点とする。また、この部分で、授業で詳しく触れられたり、強調されたりした点について言及すれば、加点される。
 ・文章構成がまったくできていないものは、内容が正しくとも、0点とする。

以上


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