したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

試験問題保全スレ

334なーやさん:2005/01/28(金) 16:56:16
続いて労働法。

【労働法(青野)2004年度後期試験】
・持ち込み一切不可

あなたが、弁護士として次のような相談を受けた場合、この就業規則の変更の
法的問題点をどのように考えますか。そして、原告労働者らの請求をどのような論理を
もって構成しますか。
 現在の判例法理をふまえて、解答しなさい。

Y銀行では、60歳定年を強制する高年齢者雇用促進法の改正を受けて、就業規則
の変更によって、低年齢を58歳から60歳に延長しました。同時に、この定年
延長に伴う人件費の増加を回避するために、55歳以降の基本給を約30%ひきさげることと
しました。そして、Y銀行は、この変更について、従業員の約8割を組織する労働組合
との交渉を繰返し、最終的に同労働組合の同意を得ました。そこで、Y銀行は、
同労働組合の意見を添えて、就業規則の変更を所轄の労働基準監督署に届け出をすませ、
翌年度より新制度を実施しました。
 この就業規則の結果、新制度の下での55歳から定年までの5年間の賃金総額と、旧制度
のもとでの55歳から58歳までの3年間の賃金総額がほぼ同額となりました。
なお、この就業規則の変更に伴って、基本給の不利益変更に対する代償措置も経過措置も
なんらもうけられませんでした。
 新制度の実施年度に55歳になった従業員のXらは、Xらに対する本件就業規則
の変更による基本給引き下げの法的効力を争い、旧就業規則規定に基づく基本給額の
支払いを求めています。

備考
試験前に先生が範囲をべらぼうに限定してくれるので、助かる。
答案の構成には割と厳しいので注意するべき。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板