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漢文翻訳スレッド

53中村:2004/12/01(水) 22:11
列女伝の指摘 その2

皇天后土,寧不鑒照!(皇天后土、どうかご覧にならないでいただきたい!)…「寧」は反語。皇天后土(天の神、地の神)よ、(姚萇の悪行を)どうしてご覧にならないのですか! ご覧になるはずだ、ご覧になっていただきたいという語意。

我終不作凡人妻(わたしはどう終わっても凡人の妻にはなりませんよ)…「終不〜」は終わるの語意はあまりなく、決して〜ない、絶対に〜ないの意。わたしはけして凡人の妻にはなりませんよ。

若魂魄有知,當歸彼矣(もし魂魄があることを知るなら、段氏のもとに帰るべきなのです)…もし魂魄に知能知覚があるなら、段氏のもとに帰る(嫁ぐ?)でしょう。死後、魂魄となったときにも生前同様に知覚があるか、なにもなくなるかこの時代は論争があった。「當」はこうなるはずだ、という語意。

沐浴置酒(沐浴して酒を置くと)…沐浴して宴会を開くと

(38)「荐之以劉石、汨之以苻姚」は、「劉石をもってこれを荐(し)き、苻姚をもってこれを汨(べき)す」。…伝統的な訓読では「これを荐(あつめ)るに劉石をもってし、これを汨(こつ)するに苻姚をもってす」。荐はあつめる、汨はおさめる、とおす、みだす、しずむ。劉石を集めて、苻姚のように水を通す(治水)するの意味か。この部分難読、考を待つ。

夫繁霜降節,彰勁心於後凋;膻流在辰,表貞期於上紱,匪伊君子,抑亦婦人焉(そもそも霜の繁く〔雪の〕降るように節義は〔さかんで〕あり(37)、強い心を明らかにしていたものが、後代にはしぼんでいった。時にあってはとめどなく流れ、徳を高くして正しさを顕彰されるのを待っているのは、かの君子でないか、あるいはまた婦人であるか。)…「繁霜」は、詩経・小雅・正月の「正月繁霜、我心憂傷」を踏まえた表現で、周の正月歳首の4月に霜が降りることから、世が乱れていることを言う言葉。「降節」は節度が堕落する、低落すること。「後凋」は後彫と同じく君子の晩節あることをいう。松柏が冬に他の木より遅れてしぼむことを君子の節が変わらぬことを比喩する。「膻流」は乱世・動乱の世のこと。「抑亦」は「匪伊」と呼応し、ただ〜のみならずそもそもまた〜と訓じ、〜だけでなくさらにまた〜の意。
世が乱れて人々の節度は地に落ちている時は、強い心は君子の変わらぬ節度としてあらわれ、動乱の時にあっては貞節は上徳としてあらわれるものだ。それは君子だけではなく婦人にもあてはまる(言える)。

罕樹風檢,虧閑爽操(教化の手本を立てるものもまれであり、落ち着きはなくなり、品行にはそむき)…「風檢」は風紀、「閑」はここでは守るの意。風紀を立てるものはまれで、素直な節操を守るものもなく。


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