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漢文翻訳スレッド
114
:
NAGAICHI Naoto
:2007/02/21(水) 23:53:12
テソンさん、はじめまして。
「レ点」や「一二点」や「上下点」は、漢文を日本式に訓読するための「返り点」という附点です。
漢文の「本文」と読み仮名にあたる「訓点」と読み順を示す「返り点」を同列に並べられると、日本人でも分かりにくいと思います。
以下にそれぞれについて、以下に「書き下し」「読み」「出典」「原文」「意味」の順で示します。
(一)「朋有リ遠方自リ來タル。亦タ樂シカラズヤ。」
「ともありえんぽうよりきたる。またたのしからずや。」
出典は、『論語』学而第一です。
原文は、「有朋自遠方來不亦樂乎」。
意味は、「友人が遠方から訪ねてくる。また楽しいことではないか」。
(二)「七十ニシテ心ノ欲スル所ニ從ヘドモ、矩ヲ踰エズ。」
「しちじゅうにしてこころのほっするところにしたがえども、のりをこえず。」
出典は、『論語』為政第二です。
原文は、「七十而從心所欲不踰矩」。
意味は、「七十歳になって心の欲するままにふるまっても、道を踏み外さなくなった」。
(三)「春眠曉ヲ覺エズ 處處啼鳥ニ聞ク」
「しゅんみんあかつきをおぼえず しょしょていちょうにきく」
出典は、唐の孟浩然の詩「春暁」です。
原文は、「春眠不覺曉 處處聞啼鳥」
意味は、「春の眠りの気持ちよさに夜が明けたのも気づかなかったが、あちこちに鳥の鳴く声が聞こえる」
(四) 「流レニ枕スル所以ハ、其ノ耳ヲ洗ハント欲スレバナリ。」
「ながれにまくらするゆえんは、そのみみをあらわんとほっすればなり。」
出典は、『晋書』孫楚伝ですね。「枕流漱石」の故事です。
原文は、「所以枕流欲洗其耳」。
意味は、「流れに枕するというのは、その耳を洗いたいだけだ」。
(五) 「李下ニ冠ヲ正サズ。」
「りかにかんむりをたださず。」
出典は古楽府の「君子行」です。有名なことわざですね。
原文は、「李下不正冠」。
意味は、「すももの木の下でかぶりものを直すようなことはしない(泥棒と勘違いされるような行動はしない)」。
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