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【竜宮】浦島伝説と女神信仰【異界】

30続き:2004/12/02(木) 19:02 ID:cMVtM42I
藤原不比等の子、房前(ふささき)は、讃岐国志度の浦で死んだと聞く母の追善のために
同地を訪れる。そこで会ったひとりの海人( あま)が次のように語った。「唐から奈良興福寺
(藤原の氏寺)に贈られた三つの宝物のうち、明珠が志度の浦で竜宮に取られた。
不比等は、それを捜すために志度の浦に来て土地の海人とのあいだに一子をもうけた。」

「不比等が玉を取り戻したらその子を世継ぎにすると約束したので、彼女は命綱をつけ、
剣をもって竜宮に飛び入った。玉を盗み取って逃げると竜神が追いかけてくる。彼女は、
剣で乳の下をかき切って玉を押し込めた。海人の命は失われたが、玉は取り返された。」

このように語った海人は、自分こそは御身の母、そのときの海人の幽霊であると房前に告
げて消えてゆく。中入の後、房前が供養をすると、竜女の姿で経巻を手にした亡母の霊が
現れて舞を舞い、法華経の功徳で成仏したと告げる。


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