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論点整理スレ

1NATROM:2006/04/01(土) 22:21:57 ID:Z2veARY2
常々問題点が指摘されてきたのですが、初心者(と言って悪ければ創造論者・進化論否定者)が多くの常連によって火だるまになってしまうという現象があります。突っ込まれるような発言をするからだと言ってしまえばそれまでですが、傍目からみてあまり印象がよろしくないので、集中砲火が生じた場合には、ここのスレッドに誘導し、議論の参加者をしぼります。要するに、1対多数はフェアじゃないように見えるからなんとかしようということです。

・管理人が指名した人以外は書き込み禁止。指名された人以外の方は、ツッコミ、感想その他は、このスレッド以外で

を暫定ルールとします。状況を見て、柔軟に対応します。指名は管理人が恣意的にします。苦情は受け付けますが、とりあえずルールは守るように。初心者が誘導に従わなかった場合は、「1対多数は上等」と考えているとみなされます。撃墜されても自業自得。


単なるツッコミや感想ではなく、指名された人が議論に使用しやすいような発言は、

トンデモネタに対する突っ込み用情報ソース備忘録
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/5329/1138967290/

にすることを推奨します。できれば、あとあとからも参照可能な形にしてくれると助かります。

2PDX.:2006/04/02(日) 01:07:05 ID:pka8fp/Q
 とりあえず今回の中心となる話題はこれですかね?

>「進化は熱力学第二法則に違反するからありえない。生物は創造されたのだ」
という創造論者の主張に対して、進化論者側の反論。
1)熱力学第二法則は閉鎖系にしか適用できない
2)地球は開放系であり閉鎖系ではない
3)よって熱力学第二法則を理由に進化を否定するのは誤りである

3ミケ:2006/04/03(月) 01:20:44 ID:KO.P9.dA
じゃあエントロピーネタはPDX. さんに譲ります。
ミケは以下の三つの『』内の内容について議論したいと思います。
進化論と創造論HPにおいて、結構重要なネタだと思いましたので。

さて、エントロピーネタに加えて、よう さんは、
『進化論は「科学的学説」として成立して無いのではないか?』
とおっしゃっています。
主に4月 1日(土)04時38分53秒 の投稿から読み取りますと、その根拠は
『「自然淘汰」というのも推論・仮説であるのに、
 進化論は「自然淘汰」を「事実」として前提としている
 ゆえに仮定に仮定を重ねているので科学ではない。』
であるようです。
そして、
『違うと言うのならまず進化論を抽象的に説明して欲しい。』


上記三つの『』内の内容に誤読かないかチェックお願いします。>よう さん
なければミケはこれらの理解に基づいて議論しようと思います。
とりあえず、よう さんの返信を待とうと思います。

4ミケ:2006/04/12(水) 00:01:53 ID:KO.P9.dA
進化論が帰納的に証明されるまでの過程を知りたい
とのリクエストがありましたので、
その辺について軽く漁ってきました。

っていうか、 2月 8日(水)08時59分29秒 にゆん さんが紹介した
「河田先生の本」にもそういうの載ってたんだけどなぁ。
しかも一番最初の方。
http://meme.biology.tohoku.ac.jp/INTROEVOL/Page2.html
http://meme.biology.tohoku.ac.jp/INTROEVOL/Page3.html
http://meme.biology.tohoku.ac.jp/INTROEVOL/Page4.html

では、かいつまんで説明いたしましょう。

◎17世紀以前(のキリスト教的世界観)
人を頂点としてもっとも下等な生物まで、
すべての生物種は単一のラインに並べることができ、
それぞれの生物種がライン上のどの位置に存在するかは、
生物が神によって創られた最初の時から決まっており、
その序列は決して変わることはない。
*『生物は変化しない』
*『高等か下等かという一次元的な生物観』

◎18世紀になると、、、
多様な生物が発見され、単純に一つの系列として生物種をつなぐことが
無理なことがわかってきた。
これを解決するためにリンネによる分類体系が確立。
*『生物は変化しない』
*『階層的な分類体系の確立(類似度が入れ子状構造であることを認識)』

◎19世紀に入って
ラマルクが、生物の形質は世代を経て変化しうると主張。
ただし彼は、全ての生物が共通祖先を持つとは考えていなかった。
生物は常に単純なものから高等なものへ変化していくと考えており、
現在見られる生物の多様性の説明として、
複雑な構造をもつ生物はより昔に生じ、単純な生物はごく最近生じたためだとした。
その数十年後、ダーウィンはガラパゴス島での観察から、
ある鳥における近縁種同士の形態的類似(もしくは相違)
およびそれらの地理的な関係が、
実は共通の祖先に由来したものではないかという考えに至る。
*『生物は変化する』
*『現在の生物の多様性は、創造された時間差によるものである』byラマルク
*『現在の生物の多様性は、共通祖先から分岐してきたからだ』byダーウィン

それからはひたすら証拠の積み重ねですね。
さらに表の掲示板でも照会したことがありますが種の起源を読み進めてる
サイエンスライターのHPを紹介します。
(実は進化論と創造論トップページにリンクがあったのね)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/origin-of-species0102b.html
>しかしダーウィンは飼育栽培品種がぜんぶ違う野生品種から由来したという考えは非現実的だとはっきり反対します。
>彼の反論は非常にシンプル。もしそのアイデアが正しいのなら原種は品種の数だけ存在しなければならなくなる。
>野生のウシやヒツジでは20種類くらい、ヤギはヨーロッパだけでも数種類いたことになる。
>極端な場合、ある学者は「昔のイギリスには固有の野生ヒツジが11種類いたはずだ」と仮定しているのだけど、これはもう非現実的だ。

次は化石についての認識の変化と上記の生物観の変遷を絡めて、
と思ったけど、長くなったので、とりあえず今回は、
参考になりそうなところを紹介だけして終わります。
http://www.shinko-keirin.co.jp/kori/science/ayumi/ayumi16.html

5ミケ:2006/04/14(金) 00:31:52 ID:KO.P9.dA
どうやら、よう さんは、>>4が帰納法に則った経過ではないと感じた模様。
とりあえず解説しなければなりますまい。

まず、◎18世紀になると、、、 の部分。
それまで(◎17世紀以前 のところを参照のこと)
*『生物は変化しない』
*『すべての生物種は単一の単純→複雑というライン上に並べることができる』
と考えられていたが、
生物を色々調べていくと、どうやらそのラインにはうまく乗らない事例があることが分かってきた。

当時どんな議論があったのかは知らないが、現在で言えば例えば、
スカンク(哺乳類)のニオイ袋とミイデラゴミムシの“噴射器官とどちらが複雑であるだろうか、とか
原核生物のスクリュー式鞭毛モーターと真核生物のオール式鞭毛とどちらが高等だろうか、とか
下等なはずのタコの眼は、ニンゲンのものよりも優れていたり(盲点の有無)、とか
そういう単に単純/複雑あるいは高等/下等で括れないという
『個 別 の 経 験 的 事 実』
の積み重ねから、
《生物は単一の下等→高等というライン上には乗らない》と言う結論が導かれたのです。これ帰納法。
しかしそうはいっても、というかその代わりに、

同じ特徴で括れるグループがいることが分かってきた。
例えば背骨を持つものと持たないもの。
その中でさらに「〜なもの」のように括ることができた。
こういう『個 別 の 経 験 的 事 実』
の積み重ねから、
《生物の類似関係は入れ子状構造をとる》という結論が導かれました。これ帰納法。


さてさて、お次は前回は軽く済ませた《生物は変化する》が帰納法であることの解説ですよ〜。
ラマルクやダーウィンは、同じ種あるいは近縁種の生物でも場所によって少しずつ姿が違うという
『経験的事実』
を積み重ねていったわけです。
さらに、ダーウィンについては、
隣り合う島のフィンチはよく似ていること、また新しくできた島にいる種は、近くにある新しい島より古い方の島にいる種とよく似ている
という『経験的事実-2』を見出しました。
ダーウィンは《生物の姿は変化しうる》のではないかと
まず“疑い”を抱きました。
そして、実際にイヌの品種やウシの品種を調べて、
それらの多様な品種の原種が実はより少ないという証拠を固めていきます。いわゆる『経験的事実3』
さらには自分でもハトの飼育を行い、多くの姿のハトを生み出しました。『経験的事実4』
あとは植物についても掛け合わせ実験とかいろいろ。
それから化石。これも強力な『経験的事実』なんだけど、長くなるのでまた今度。


これらの『個 別 の 経 験 的 事 実』
を総合して、彼ら、特にダーウィンは
《生物は変化しうる、種は不変ではない》という結論を導き出しました。これ、これでもかっていうくらい帰納法。

さて、でまあ現在に至るわけですが、
現在に至るまでに別の『経験的事実』がいくつも追加されているのは周知の通り。
例えば
生物の性質の遺伝を担うのは主にDNAであること
遺伝子はダーウィンが考えたような混合システムではなくデジタル方式で伝わること
中間段階と目されるような化石がいくつも見つかったこと(創造科学支持者が槍玉に挙げるようなのは大体。キリンとか、中途半端な翼?のイキモノとか)
『種』という概念がきわめて曖昧なものであることを示すような生物が現在においても多く見つかっていること(輪状種、隠蔽種などで検索してみよう)
分子進化の中立説

実はこれら『個 別 の 経 験 的 事 実』によって、
進化論の姿というのは意外とあなたが思うよりも変化してきています。
中立説とか、細胞内共生説とか、中立説がらみで淘汰に正の淘汰・負の淘汰があることとか。
いらない器官がなぜなくなるのかの説明もちょっと変わってきてるみたい。
個別事例をきちんとフィードバックして仮説を修正するなんていう科学では当たり前の行為は、
進化論においても当たり前に行われてきているわけです。

よう さんが知らないだけでね。

6ミケ:2006/04/16(日) 20:55:29 ID:KO.P9.dA
進化論と創造論についての掲示板1における
4月16日(日)11時24分33秒 のdiamonds8888x さんの発言は
よう さんにとって非常に意義のあるものだと思います。

しかしながら、よう さんがこれに納得しない可能性も考えられなくはありません。
その場合どのように反論するか想定してみたいと思います。

1.『経験的事実』がないではないか。だからダメ。

2.diamonds8888x さんの言う前提は『経験的事実』であって『仮定条件』ではない。だからダメ。

3.diamonds8888x さんの言う前提は『推論』であって『仮定条件』ではない。だからダメ。

4.diamonds8888x さんの言う結論は、コンセンサスをとった進化論の結論「全ての生物は単一の祖先から進化して今の多様な種に分岐した」と少し異なる。だからダメ。

以下の投稿ではそれぞれのケースについて回答法をあらかじめ検討しておこうと思います。

7ミケ:2006/04/16(日) 21:21:39 ID:KO.P9.dA
1.および2.の場合。

このように変更すると良いでしょう。

 「経験的事実」;生物集団には個体間に変異が存在し、それらは遺伝する。さらに突然変異などにより、各世代に変異が生じる。また、生物は生き残るよりも多く子供を産む(全ての生物が生き残れるわけではない)。

 「前提」;もし個体間の遺伝する変異が、その個体の残す子供の数の期待値に差を生じさせるならば、、、

 「推論」;世代を経るごとに生物集団は少しずつ変化する。また、少しずつ異なる集団に分かれてゆく。

 「結論」;現在の生物集団は昔の生物集団とは大きく変化している。また異なるが似ている複数の生物集団が存在する。

 「フィードバック」;現実の「膨大な事象」に「フィードバック」すれば、この「結論」は正しい。

8ミケ:2006/04/16(日) 21:24:32 ID:KO.P9.dA
あ、3.の場合でも>>7と同じか。失礼しました。

9ミケ:2006/04/16(日) 21:40:50 ID:KO.P9.dA
4.の場合
推論と結論部分を以下のように変更すると良いでしょう。

 「経験的事実」;生物集団には個体間に変異が存在し、それらは遺伝する。さらに突然変異などにより、各世代に変異が生じる。また、生物は生き残るよりも多く子供を産む(全ての生物が生き残れるわけではない)。

 「前提」;もし個体間の遺伝する変異が、その個体の残す子供の数の期待値に差を生じさせるならば、、、

 「推論」;世代を経るごとに生物集団は少しずつ変化する。また、少しずつ異なる集団に分かれてゆく。一方で共通祖先から分かれたもの同士には共通の性質が残っている可能性が高く、類似度で括っていくと階層型(入れ子状)になる。

 「結論」;現在の生物集団は昔の生物集団とは大きく変化している。また異なるが似ている複数の生物集団が存在する。一方、全ての生物は入れ子状の分類体系に納まるので、全ての生物は共通の祖先を持つ。

 「フィードバック」;現実の「膨大な事象」に「フィードバック」すれば、この「結論」は正しい。

10ミケ:2006/04/16(日) 21:48:48 ID:KO.P9.dA
あ、まだ考えられるケースがあった。
5.diamonds8888x さんの言う推論は『結論』であって『推論』ではない。だから(ry

さて、5.の場合は「推論」の頭に以下の文章を加えることで解決できます。

「推論」;子供の数の期待値を上昇させる性質(それは形かもしれないし酵素を持つか持たないかの違いかもしれない)を持つものは増え、そうでないものは減るだろう。その結果として、、、(以下同文)

こんなところかな。来週はネットに繋げるかどうか分からないのでちょっと先走っておきました。

11ミケ:2006/04/28(金) 01:23:36 ID:KO.P9.dA
第一掲示板にて、よう さんは
>>9に関して
『突然変異などにより、各世代に変異が生じる。』の観察事例を挙げることができれば
進化論には何の問題もないと発言しました。

とりあえず一つだけ例。
鎌形赤血球貧血症
特徴:貧血+マラリアに耐性、
突然変異:βグロビンを指定するDNA配列が、…GAG…→…GTG…
     タンパクレベルにすると、βグロビンを構成する端から6番目のアミノ酸がグルタミン酸→バリン。

・この場合、変異とは…GAG…の個体と…GTG…の個体がともに存在していること。当然、変異はあります。
・突然変異はDNAのコピーミスに由来。どれくらいの割合でどんな突然変異が生じるかも観察事例より分かっています。
 ちなみに鎌状赤血球の突然変異は置換 (substitution) と呼ばれるタイプの突然変異で、トランジションとト(以下略

12ミケ:2006/04/28(金) 01:36:47 ID:KO.P9.dA
誤解を生じやすいのでちょっと修正

鎌形赤血球貧血症の特徴:
1)貧血を起こす
2)マラリアに耐性がある

ということで

13RYU_TI_SYU ◆R9HFpK4NlY:2006/04/28(金) 06:31:43 ID:mUO.JduY
>>11
>>12

”そんなものは「変異」とは言わない。”
とか言ってしまう。

に、1リアル

14えめ:2006/04/28(金) 08:58:14 ID:MtXgOrsY
>>13
予想にはまだ暖かい眼差しがありましたね。
正解は
”言及しない”
でした。

15NATROM:2006/04/28(金) 09:01:45 ID:yWaDTs1U
ようさんはこちらに来る気がないようなので、なし崩しにヲチスレになりました。指名者以外の書き込み禁止ルールは解除します。

16ミケ:2006/04/28(金) 22:46:58 ID:KO.P9.dA
>>14
タイミングを考えると、ここを読む前に投稿してしまった可能性もあります。
無理だと思うよって言ってたし。

ま、どっちにしても彼には急ぎすぎの傾向が見られますね。
“わからない”のままにしておけないのでしょう。
そういう性格なのか何らかの理由があるのかは知りませんが。

17diamonds8888x:2006/04/29(土) 08:26:11 ID:f7gt2jis
>>16
 自分が知っている出典は人も知っていると思いこんでいるのでしょうか。それが人にはわからないことに苛立っているらしいのが見かけじゃないとすれば、"Theory of mind"を持たないとう疑いも出てきます。

18wadja:2006/04/29(土) 09:41:15 ID:vhAcJKts
>自分が知っている出典は人も知っていると思いこんでいるのでしょうか。

単に推測ですが、ようさんは結構な年配だと思います。特養との揶揄もありましたし(頑固ジジイかよ!)w
昔読んだ本でそう思い込んでいるが、どこで読んだか本人も定かではない可能性に一票。ま、それでも素直な人ならそう認めて謝るもんですけどね。

19地下に眠るM:2006/04/29(土) 13:40:11 ID:/4cvyaC6
甘くにゃーか?
単にデタラメを権威づけようとテキトーな名前を出しているだけだと思うにゃ

20RYU_TI_SYU ◆R9HFpK4NlY:2006/04/29(土) 13:58:21 ID:R6xJfihw
>>15

あー、すまぬ!!m(__)m

21wadja:2006/04/29(土) 15:31:47 ID:vhAcJKts
>単にデタラメを権威づけようとテキトーな名前を出しているだけだと思うにゃ

んー確かにwadjaは甘いけどw

もともと哲学に疎いんでM・ヴェーバー(そんなに有名な人なん?マルクスと並んで称されるとする人もおるけど。)をちょっと調べてみた。結局、ググッたくらいじゃM・ヴェーバーがどんなことを言ってたか分からんかった(ヒットした哲学関連のHPを延々と読むのが嫌なだけやけど)。

そんな中で、こんなん見つけた。

http://theology.doshisha.ac.jp:8008/kkohara/sotsuron.nsf/f14108a5f8b3b073492569bf004aa4b8/5ca6fc10952bffb149256b270064c08b?OpenDocument

“キリスト教に引き継がれたユダヤ教の持つ普遍史的問題に関してはM・ヴェーバーが『古代ユダヤ教』や『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』において独自の論を展開している。また、リン・ホワイトの『機械仕掛けの神(Deus ex machina)』で述べられるヨーロッパにおける諸科学の「発展」という歴史概念がキリスト教的な歴史概念を持っているという主張からもこの事が分かるのである。”

かろうじて、ユダヤ教−キリスト教への継承に関しても論じてるおっさんやなー位は分かったんで、ようさんも著作くらいは読んだことあるんやないかと思った次第。

22えめ:2006/04/29(土) 20:27:57 ID:5lkgizRQ
化石やら遺伝子やら実験やら観察やら、進化と言う現象がある事は様々な事象から帰納されると思うんですけど
ひょっとしてあらゆる証拠を並べても「だからと言って生物が進化したと言う直接の証明にはならない、ごにょごにょ」とか言い出すんじゃ…

 だとしたらつける薬はないけど
                いや…まさかね

23tema:2006/04/29(土) 21:03:55 ID:.iQ8Fkq.
 ようさんは、「進化という現象があることは、全ての生物が単一の生物から進化したことにはならない」と言うつもりなのでは無いでしょうか。
 つまり・・・
1.生物××が発生し、そこから猫は進化した
2.鰻も生物××から進化した
3.よって、帰納法により全ての生物は××から進化した
という照明を期待しているのでは無いか、と思うのです。

 いや、多分思い違いです。

24fukken:2006/04/30(日) 03:26:08 ID:M5vfENrY
↓2年前からこんなだったんですねえ
http://www.eigaseikatu.com/com/4888/80332/
http://www.eigaseikatu.com/com/4888/81756/

25fukken:2006/04/30(日) 03:53:20 ID:M5vfENrY

確か「進化論を否定はしない」と断言していたはずだから、別人に違いない。論理的に。

http://www.eigaseikatu.com/com/4888/179834/
>私は進化論を否定しています。炭素14法という年代測定法ではじき出される地球年齢は最長で1万2千年です。洪水はおよそ今から6千年前。ノアの時代まで 6千年あったのですね。現代の事を考えれば、6千年の時間で人類が産み出す物、文明レベルと言うのはおおよそ察しが付きそうです。
>地球上に「謎」がたくさんあります、「ナスカの地上絵」とか。しかし、洪水前に高い文明が、今と同じ時間を経過した同じ人間が作った文明があったとすれば、謎の意味が違ってくるように思います。昔と違って今では、この広い宇宙ですが、人間と同じような文明が在る、と言う事の確率は低いように思えてきましたよ。
>科学と聖書の記述を持って、神を思う事は楽しいです。
>その完璧な御業とご計画なのですからね。

26ゆん:2006/04/30(日) 08:38:11 ID:j8801f8Y
世の中には似た人が三人いるといいますからね。
似た論理展開で進化論否定派に回ってしまう人もいるのでしょう。
論理的に。

27fukken:2006/04/30(日) 08:49:48 ID:M5vfENrY
>世の中には似た人が三人いるといいますからね。
>似た論理展開で進化論否定派に回ってしまう人もいるのでしょう。

そうですよね。

http://www.eigaseikatu.com/user/11605/188452/
>なお、「科学」というものについても、「嘘や曲解」があります。学者、学閥もやはり「肉」なる者ですから当然ですが。
特殊相対性理論(光速度不変の法則)など終わっているし、進化論などは学説としてきちんと「立論」すらされていない有様なのに、一般には「法則」として流通しています。罪深いデマですね。
(2006/03/29)

進化論否定に止まらずこんなことまで言っちゃってるし、やっぱり別人でしょう。
例え、読んだと告白した本(『エントロピーの法則』、『面白いほどよくわかる 進化論の不思議と謎』)がことごとく一致していても、ニュートンの竹内均ファンであることが共通していても、突っ込まれた時の逃げ方や自説を完全否定された時の切れ方が酷似していても・・・。

28えめ:2006/04/30(日) 14:40:10 ID:P.NgsO9.
ぐるーっと回って元に戻りましたが

自説を固持するだけで人の話を理解しようとしていない。
議論なんかハナからする気がないんでしょうね。結局

29fukken:2006/04/30(日) 20:12:20 ID:M5vfENrY
ちょっと不親切でした。何分ボリュームがあるので。

未だお読みになっていない方のために・・・

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/link.cgi?url=http://www.eigaseikatu.com/com/4888/80332/
Re: いい忘れました。ぽんさんも科学の子?山オヤジ2004/05/06

↑この辺りからとても楽しいです。
終盤はデジャヴを感じますよ。

30ゆん:2006/04/30(日) 22:41:12 ID:j8801f8Y
おー……向こう岸は、よく燃えておるのう。
赤い炎が踊るのが夜空に映えることじゃて。

31RYU_TI_SYU ◆R9HFpK4NlY:2006/05/01(月) 09:14:50 ID:R6xJfihw
エントロピー保存の法則の模範解答

エントロピーとは、熱力学の用語である。
  ↓
熱エネルギーはエネルギーの一種である。
  ↓
したがって、エネルギー保存の法則によって「エントロピーは保存される」




(゚д゚)/センセイ デキマイタ

32地下に眠るM:2006/05/01(月) 10:10:06 ID:/4cvyaC6
このエントロピー保存則ちゅうのは、永井豪「黒の志士」(だったかな)の世界観なんだにゃ。
僕らが生まれた宇宙(黒宇宙)に対して、もう一つの宇宙(白宇宙)があり、
黒宇宙でエントロピーが減少する(生命が繁栄する)と白宇宙でのエントロピーが増大するので
黒宇宙の生命を抹殺する目的で白宇宙から軍勢が送られてきているのだにゃ。その名も「白魔(びゃくま)」。

エントロピー保存則ちゅうと、これしか思いつかにゃー。

それにしても、「なかったことリスト」の編纂は、よう くんのカキコがある限り終わることはにゃーな。
ちょいまえに「根拠を出すのは当たり前」とかいっていたのが素敵にゃんね。

33RYU_TI_SYU ◆R9HFpK4NlY:2006/05/01(月) 11:14:22 ID:R6xJfihw
「変数の分離」ってのも出てきたぞ。

34谷庵:2006/05/01(月) 11:17:20 ID:8pGhju3o
diamonds8888x さんの
>孤立系に保つことの方が難しい。

に対するレスが↓これだもんなあ。
>地球上の自然状態ではそういう事でしょう。だから故に人工的な「孤立系」での実験がし易い、と言うか実験がやり易いと言う訳だね。「変数の分離」的に。

人工的な孤立系(近似的じゃない奴ね)って、どんなの想像しているのだろう。
ところで、最後の『「変数の分離」的に』ってなに?

35あき:2006/05/01(月) 12:55:18 ID:.QRxqCZw
>このエントロピー保存則ちゅうのは、永井豪「黒の志士」(だったかな)の世界観なんだにゃ。

ありましたね、そういうの。いつものように尻すぼみになって終わってしまいましたが。
あのマガジンで連載されていたころの作品で一番まともに終了したのは「手天童子」だと思います。
あの「イヤハヤ南友」も同時期ですね。
登場人物には「黒の志士」がいますが、作品のタイトルは「黒の獅士」です。

36たまごどん:2006/05/01(月) 13:14:23 ID:RHmjo13Q
>この実験は、物質そのものの運動を見極めよう、と言う事でしょう。

ちゅうことから、物質の運動とエントロピー(エネルギー?熱?)とを独立変数する関数があって、偏微分方程式を立てるっちゅうのを主張してるように思うピョン。
物理の熱力学現象論みたいなのをイメージしてるようなのら。

まあ、彼がすっかり間違えてるのは間違いないピョン。

37NORTON3rd:2006/05/01(月) 16:59:06 ID:tQvpJqX6

>>36

>ちゅうことから、物質の運動とエントロピー(エネルギー?熱?)とを独立変数する関数があって、偏微分方程式を立てるっちゅうのを主張してるように思うピョン。


そーは思えんなー、エントロピーSは

ds=d’Q/T

で定義される状態量で熱サイクルでp-v線図上に描かれた熱サイクルをぐるっと一回り積分すると確かにプラスの値となるが線図上の局所を取ればプラスになる時もあればマイナスになる時もあるっつーもんなんだけど・・・ 件の御仁は『数学は諸科学の王』とかいってるけど高校程度の初等微積分も怪しいと思われ

http://homepage2.nifty.com/eman/thermo/contents.html

ちなみにこの概念を作ったクラジウスという人はダーウィンより11歳年下だが、活躍時期はほぼ重なっている
蒸気機関が実用化されたのはダーウィンの祖父さんの友人だったジェームス=ワットの時代なんだけど、その当時は熱サイクル器官の理論的裏づけはなく『動くから動くんじゃい!』できたらしいのね。
んで、19世紀も半ば近くになって、クラジウスらのおかげで理論的な基礎が出来たわけだ。
帰納と演繹の話じゃないけど、ものごとは必ずしも基礎→応用っていくわけじゃなく、応用の後を基礎がイッショケンメ追いかけるというのもよくある話ではある

38tema:2006/05/01(月) 20:31:15 ID:Hd9MVD.k
>このエントロピー保存則ちゅうのは、永井豪「黒の志士」(だったかな)の世界観なんだにゃ。

 幻魔大戦にも、そんな感じの記述があったような、無かったような‥
 いずれにしても、作者が「あっちの世界」に行っちゃった後の記述なんで、理屈もへったくれも無いですけど。

>(前略)件の御仁は『数学は諸科学の王』とかいってるけど(後略)

 「王」では無く「女王様」であると主張したいです。
 それより、女王様であると同時に下僕であることを、件の御仁には判って頂きたいです。

39ミケ:2006/05/01(月) 22:33:43 ID:KO.P9.dA
さて、ミケの都合で返信に時間がかかってしまったわけですが、
当初それを逆手にとって、よう さんにこれまでの復習をしてもらおうかなと思っていたんですよ。
というのも、既に>>9で (よう さん用語でいうところの) 帰納法で
「生物が共通祖先を持つ」という結論を導いてしまっているわけですから、
あとはそれを生物学に疎いヒトにもわかりやすいように解説するだけなんですね。
その周辺読み返してもらっておくだけでも助けにはなるだろうとね。

だけど、第一掲示板で祭り状態になってそれどころではなかったようですね。

まあいいです。本題。
まず遺伝子とは何かをお教えしましょう。
遺伝子とは一つの機能をもったDNA配列の単位のことを言います。
基本的に、(タンパクをコードする)遺伝子のATGCといった配列は、まずRNA分子として転写されます。
そのあとそのRNAがタンパクに翻訳され、そのタンパクは酵素になるなりからだの構成成分になるなりするわけです。
さて、ここでお分かりのように、一つの遺伝子は限られた役割しか持ちません。
例えば、鎌形赤血球に登場するβグロビン遺伝子はヘモグロビンを構成するタンパクのうちの一つを作る遺伝子であって、それ以上でも以下でもありません。
これは肌の色とは基本的に関係ないってことです。

で、鎌形赤血球貧血症型βグロビン遺伝子は、マラリアに対して抵抗性を持ちます(その仕組みはここでは省略)。
しかしながら、これは同時に貧血を引き起こす。
少し考えれば分かるように、
マラリアの深刻な地域では鎌形赤血球型βグロビン遺伝子を持つヒトの割合が増えます(観察事実としても増えてる)。
逆に通常地域では鎌形赤血球型遺伝子を持つヒトは減り、正常型βグロビン遺伝子をもつヒトが増えます。
なぜか?それはマラリアが深刻な地域では耐性をもたない方が死にやすく、
そうでない地域では貧血を持たない方が生き残りやすいから。

このように、変異がその個体の残す子供の数の期待値に差を生じさせるならば、、、(観察事実を基にした仮定)
有利な変異を持つ個体の割合が増えていく、と予想されるわけ。ここまではOK?


さてここで、遺伝子についてもう一度。
ABO式血液型はAA型、AO型、BB型、BO型、AB型、OO型とあるのは知ってますよね?
二つの“座席”を、A・B・Oという三つの遺伝子のいずれかが埋めることにより、いくつかの性質のうちいずれか一つ(A型・B型・AB型・O型)が発現する。
こういう関係を、一つの『遺伝子座』上にある対立遺伝子と呼びます。
ここでいう鎌形赤血球型βグロビン遺伝子と正常型βグロビン遺伝子とは一つの遺伝子座上にある対立遺伝子なわけですね。

このような『遺伝子座』はいくつあるか?ヒトの場合およそ二万から三万くらいと言われています。
このような遺伝子座のいくつも(というかほとんど全て)が、変異、すなわち複数の対立遺伝子を内包しています。

交流のない二つの地域AとBを考えて見ましょう。
1.最初、AとBの人々は皆同じく正常型βグロビン遺伝子をもっています。
2.仮に、地域Aでマラリアが深刻になって鎌形赤血球型βグロビンが広がって、全部の個体が鎌形赤血球型βグロビン遺伝子を持つようになった(そうでないものは死んでしまった)とします。
3.マラリアがない方の地域Bでは、みんな正常型βグロビンです。
この時点で、一つの遺伝子について異なっています。

でね、こういう、環境が異なると有利不利が発生したり逆転したりする遺伝子ってのはたくさんあって。
1.-3.のステップが別々の遺伝子座においておこる。

いくつもの遺伝子座において異なるようになってしまったら、そりゃもう別のイキモノだよね。
これで、生物が変化しうるっていう
>>7
の解説終わり。

共通祖先であるという結論を導く>>9はこの発展形。というわけでつづく。




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