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理学療法士実習生の自殺について、皆さんどう思われますか?
101
:
名無しのPTさん
:2015/08/11(火) 00:13:29 ID:KUFrU/5s0
[ある新聞記事] 昨年秋、全国紙に以下のような記事が掲載された。ある理学療法士(PT)
養成校の学生が、臨床実習(実習)でのミスを厳しく責められ、実習指導者(SV)から「帰
れ」 と追い出された。しばらくして学生は自殺しているのが見つかり、遺書には「もう
無理」と書かれていた。養成校も実習施設もコメントを避けており、納得のいかない家族
が近く、裁判所に訴えを起こすというものであった(毎日新聞 2014 年 11 月 22 日付)。
[過激な指導の再生産] 今も昔も SV には温厚で優しく指導してくれる人もいれば、過激
な指導で近づきがたい人もいる。養成校の教員として様々な SV と接した経験から感じる
のは、後者の SV にいくつかの共通点があることである。それは、①自分も学生時代に厳
しい実習指導を受けたが、それに耐え抜いて国家試験に合格し、今は SV として学生を指
導する立場になっている、②自分にも厳しく、卒後もキャリアアップに励み、職場で「仕
事ができる人」とみなされている、③指導は相当厳しいが、決して学生を「いじめている」
つもりはない、④指導に耐えて頑張った学生に対しては最後に、「卒業したら患者さんの
ためにいい仕事をして欲しい」と褒める、などである。特に①は、ほぼ例外のない共通点
であり、その意味で「過激な実習指導は再生産される」と言っていいだろう。
[再生産の理由] このような再生産の理由としてよく引き合いに出されるのは、臨床心理
学の「自分が子どもの頃に受けた虐待がトラウマになり、虐待が“再演”される」という指
摘である。また、文化人類学の「その社会で文化的に承認されている“通過儀礼(→実習)”
では、暴力的言動は問題とされないことが多い」という指摘も納得はできる。しかし、PT
の過激な実習指導の理由の説明としては、どれもいま一つ“しっくり”こない。
[あるヒント] この理由を考えるためのヒントがある。それは、過激な指導に耐えられず
挫折して実習中断/不合格となった学生が、その後 SV となったケースと比較してみること
である。彼らは、そのときは「頑張れなかった学生」だったかもしれない。しかし、その
ほとんどが卒業後、過激な指導を行う SV にはなっていない。実習地訪問の際に話しを聞
いていると、両者の大きな違いは、「いまの自分があるのは、実習中のあの厳しい指導の
おかげだ」とか、「自分の責任で、この学生を何とかして良い PT に育てなければならない」
という“信念”を持っているかどうかではないかと感じる。
[論点] 「信念をもって指導して何が悪い」と言われるかもしれない。無論ここまで述べた
ことは、あくまで演者らの“仮説”に過ぎない。発表当日は、この仮説について、養成校お
よび臨床教育に関わる会員諸氏と討議し、今後の対応について考えていければと思う。
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