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支帯について教えてください
1
:
理学療法士
:2014/12/26(金) 17:33:44 ID:xQDmkuaI0
質問させてください。
内側膝蓋支帯や外側膝蓋支帯などし支帯って伸張させて伸びるもんなんですかね?
2
:
名無しのPTさん
:2014/12/27(土) 17:00:33 ID:QY53vXME0
>>1
伸びるよ
損傷を気にしなければw
まぁそれは冗談としても、それらは結合組織だね
しかも密性結合組織
密性結合組織は剛性は高いがその分弾性限度までの変形量が少ないので、塑性変形を引き起こしやすい
つまり、伸び(変形し)ないことは無いけど、伸び始めると切れやすい
ということ
(頭の固い人もキレやすい傾向があることは内緒だ)
結合組織は他の結合組織と連絡(連結)しているから、関節運動に関与する場合、
他の結合組織の短縮や硬化の影響を受ける
だから臨床上、内外側膝蓋支帯や膝蓋腱なんかも、その辺の硬さを感じたら別の部位の硬さをサルベージしてみると案外問題解決するときがある
今度試してみて
3
:
理学療法士
:2014/12/28(日) 07:52:35 ID:HDDEWfVo0
>>2
ご回答ありがとうございます。
やっぱり伸びにくいし、無理に引っ張ったら損傷してしまうんですね?
今、膝蓋骨骨折患者を担当しており転位が大きく支帯もバッチリ破れていたそうです。
主治医は「支帯を重ねて縫って最初は硬いと思うけど伸びてくるからリハビリでは根気良く曲げて」
と言うのですが、最終屈曲域での抵抗感が90度程度で来るのですがなかなか硬くそこから無理に曲げるのは怖い位です。
関節運動に軸が偏位して膝蓋骨に負荷がかかるように思うのですがどう思われますか?
4
:
名無しのPTさん
:2014/12/28(日) 12:50:13 ID:QY53vXME0
>>3
>最終屈曲域での抵抗感が90度程度で来るのですがなかなか硬くそこから無理に曲げるのは怖い位です。
膝蓋骨骨折の患者さんだけじゃないかもしれないけど、一番大変なのはROMが90°以下の時
それ以上まで持って行ければ意外とすんなりいく場合が多い
>主治医は「支帯を重ねて縫って最初は硬いと思うけど伸びてくるからリハビリでは根気良く曲げて」
大分大雑把でワイルドだけどw、主治医の方向性は大体合ってる
ただ、支帯の周囲で結合組織の厚さにムラが出ていることに注意
重ねたということは支帯周囲の結合組織に、張力のムラ、応力緩和のムラが出ているということ
ムリに曲げれば、スレ主さんが恐れている通りブチッと行く可能性もある
一つには、応力緩和の差を考慮し、持続的かつ弱めの負荷で曲げる(エンドレンジまで行った後は伸展位を少しキープするのは言うまでもない)
もう一つは、どの位の範囲かは解らないし、明確にこの範囲と示せる基準も無いが、結合組織が薄くなっている部分には圧痛に差が出る可能性がある
術創部周囲で、その近くの部分とそれより遠い部分で触診し、薄い部分(術創部以外の圧痛が強い部分)を避けて強めのマッサージをかける
術創部は癒合してるなら多少強くマッサージしても大丈夫、っていうか術後の関節可動域制限の主たる原因となり得る場所だからやらないとマズイ
一番いいのは超音波だが、それが無ければマッサージ以外に手が無い
したい部分に対しても同様、ただしリスクを考えるなら荷重許可が下りて以降だろう(ただし、これだと後手を踏むことになるが、悪いわけではない)
>関節運動に軸が偏位して膝蓋骨に負荷がかかるように思うのですがどう思われますか?
膝関節の運動軸はアライメントによって位置が変化するね
ただ、関節面が余程変形した場合を除けばそこまで考えなくてもよさそうな気がする
膝蓋骨への負荷を考える場合に必要な因子は
運動軸から荷重負荷を加える点(力点)までの距離、膝蓋骨に荷重負荷の分力がどのくらいかかるか(膝蓋骨面の力線に対する角度)
いずれにせよ抗重力化での荷重以上に膝蓋骨に過負荷をかけるような状況というのは想定しづらい
部分荷重許可以上が出ており、軟部組織・結合組織の抵抗感を手掛かりにやっている以上は、そこまで膝蓋骨に負荷は掛かり過ぎないのではないか
と思うがどうだろう
まぁ慎重に進めるに越したことはないが
ただ、
>関節運動に軸が偏位して膝蓋骨に負荷がかかるように思うのですがどう思われますか?
こういう視点は大好きです。
5
:
理学療法士
:2014/12/28(日) 23:07:39 ID:HDDEWfVo0
丁寧に教えて頂いてありがとうございますm(._.)m
患部は熱感があるのですが超音波は0.75w位が良いのでしょうか?
当院のは超音波は1M㌹しか設定できません。
6
:
名無しのPTさん
:2014/12/29(月) 00:33:33 ID:QY53vXME0
>>5
術後どのくらいか解らんけど、一応医師の許可は取ってね
念のため
もともと骨までの距離が少ないから、3Mの方が良さげな気もするが、無いなら仕方がない
無論これであまり効果がでなければ、別の手段も視野にいれなきゃならんし、環境や状況によって手段の選択肢が狭まるのは世の常だ
出力は患者さんの訴え聞きながら調節ってところじゃないかな
施行中に痛みの程度、施行後の痛みの有無と持続状況なんかを考慮する
まぁ基本だね
施行中痛すぎて我慢できなかったり、施行後の痛みや違和感が少なくとも10分以上出るようなら、
明らかに強すぎ
7
:
名無しのPTさん
:2014/12/29(月) 00:42:23 ID:QY53vXME0
ついでに患者さんには、自主トレとして膝の屈伸以外にも
内外側広筋の遠位(関節部分にかからない辺り)と脛骨粗面の下部、内外側のマッサージも教えてあげるといい
場所はPTが触診の上指定してあげよう
探し方は触診上硬くて「押すと痛いが離すと痛くない」場所
コツさえ掴めれば後は患者さんが勝手にやっくれるはず(やったあと楽になるから)
8
:
理学療法士
:2015/01/02(金) 07:55:09 ID:xQDmkuaI0
>>7
詳細な説明ありがとうございました(^_^)
9
:
名無しのPTさん
:2015/01/07(水) 20:50:20 ID:bP.W1F6c0
自分も似たような症例で悩んだ経験があるので、少しでも参考にしていただければ
すでに書き込みにありますが、超音波は有効だったと考えます。
他、広筋支帯のみでなく、大腿筋膜を含めた強固な縫合を行ってると
推測できるので、両者を合わせたアプローチが必要でしょう。
大腿筋膜は、膝屈曲時には外旋方向にスライドします。
最終域からの屈曲のみでなく、なるべくリラックスできる位置で外旋を誘導
していくとエンドフィールも軽くなるので併せながら行うと苦痛が少ないようです。
大腿筋膜の感触が分かりにくい場合は、腸脛靭帯の内外側をたどって薄くなっていく
感じを確認(皮下でヌメッとした感じ)するとわかりやすいです。
また、広筋支帯は軽度屈曲位(20〜30°)のあたりで、下腿の回旋を行うと
緊張感の評価ができます。←*超音波を当てる箇所にも役立つ
両者をしっかりとリリースしてあげてください。
特に外傷の場合は受傷部位からのボトムアップが必要と思いますが、股関節周囲の
評価(大腿筋膜張筋や大腿直筋など)をしっかり行うとさらに良い結果がでるかもしれませんね。
がんばってね。
10
:
名無しのPTさん
:2015/01/07(水) 23:29:08 ID:QY53vXME0
下腿や足関節もな
11
:
理学療法士
:2015/01/08(木) 20:07:07 ID:xQDmkuaI0
>>9
,10
なるほど!!とても参考になります。
素人質問してすいません。自分でも調べるつもりですが、ヒントを下さい。
皮膚って伸びるんですかね?太った人が激やせすると弛んだ皮膚が残りますが
確かあれば伸びたのではなく皮膚の細胞が増殖したというふうに聞いた覚えがあります。
12
:
名無しのPTさん
:2015/01/09(金) 00:46:58 ID:QY53vXME0
>>11
皮膚が伸びる
という状況は、細胞レベルで皮膚という組織を考えた場合、
以下の二つの状態が考えられるな
1.皮膚の細胞一つ一つが伸びる(大きくなる)
2.皮膚の細胞の数が増え、体積が増える
どっちだと思う?
13
:
理学療法士
:2015/01/10(土) 13:02:28 ID:HDDEWfVo0
4さんへ
すいません。聞きそびれていました。4さんのお答えにあった「エンドレンジまで行ったあとは伸展位を少しキープするのは言うまでもない」とはどう意味でしょうか?
エンドレンジまでいったらそこでしばらくキープするという意味でしょうか*
ご教授願いますm(_ _)m
14
:
名無しのPTさん
:2015/01/10(土) 22:41:48 ID:QY53vXME0
>>13
屈曲位でエンドレンジまで持っていってから伸展位に戻すわけだが、戻した後の伸展位をキープするという意味で書いたけど、屈曲位でキープしてリアクションが良ければそれでもいんじゃね
15
:
理学療法士
:2015/01/11(日) 08:25:21 ID:HDDEWfVo0
なるほど。ありがとうございます。
16
:
理学療法士
:2015/01/11(日) 09:05:18 ID:HDDEWfVo0
12さん
僕は両方だと思います。一つ一つの皮膚の細胞が伸びて限界を感じてから細胞数が増えるのではないかとと思います。
ラットの筋繊維での実験では筋長に合わせて筋節の数が変化するとの事で人の皮膚にも似たような事が生じるのではと思いました。
17
:
名無しのPTさん
:2015/01/11(日) 12:06:42 ID:QY53vXME0
>>16
ま、そんなとこだろうね
ただ、細胞ってのは新陳代謝で定期的に入れ換わるから、細胞の大きさ自体はそれほど変わらないだろうけど
あと、筋にしろ皮膚にしろ、細胞、繊維ってのに関しては、もう少しイメージを固めといた方がいいね
筋や皮膚の最小単位、構成するたんぱく質、構造とか、筋や皮膚とコラーゲンやヒアルロン酸等の関わりとかね
18
:
理学療法士
:2015/01/12(月) 22:43:43 ID:HDDEWfVo0
やっぱり深いですね...
ありがとうございます。
頑張ります。
19
:
名無しのPTさん
:2015/01/12(月) 23:20:03 ID:aks9e1ZQ0
なにかうやむやに
20
:
名無しのPTさん
:2015/01/13(火) 00:33:05 ID:QY53vXME0
>>19
そうならざるを得ないことは認めざるをえないねw
実際顕微鏡レベルの構造の挙動が、肉眼レベルの肢節運動どう関わるかなんて、その場で確認できない以上、想像するしかない
ま、妄想にならんように基礎研究の本とか読んで、実態に近づけるようにしないと、妥協のアミバみたいになるわけだが
21
:
名無しのPTさん
:2015/01/26(月) 21:44:51 ID:YirfbS4g0
ところで、経過はいかがですか?
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