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動物の理学療法できるの?

23名無しのPTさん:2011/01/13(木) 20:40:46
動物のリハビリというか、義足(多くは台車をつけるだけですが)
を考えることはちょこちょこあるのですが、一番多い後肢でも
犬なんかですと前進に利用する力の多くは四肢の動力が強い
(このため猫科に比べ加速性能や最高速度に劣りますが、持久性は高い。またジャンプは
前方へは強いですが上方へは非常に弱い)ですが
猫科は体幹の屈伸による動きの割合が高いです(このため加速や最高速、
さらには上方へのジャンプ性能が格段に高い)
そして両者とも前頭葉性の運動の選択的な幅が狭い(学習効果も悪い)ため
もともとの運動特性が変わりにくいのが特徴です。
このためイヌ科の台車は前肢の引き付けを最大限に使えるよう、
台車の高さをやや高めに設定してあげると前肢が最大限に生かせます。
逆に猫科では体幹の動きを出す(肘より先の前肢を棒として固定した状態でも体幹の動きで
運動抵抗を肩関節で調整しやすい)(すなわち体幹の伸展を作る余裕のある)
低めの台車、可能ならばバネ付き(体幹の運動エネルギーを張力に変換し溜められる)
が有効な場合が多いでしょう。

この義肢制作料はこみこみで数万程度(最大でも。安ければ1万以下)とても仕事としてはやっていけませんね。
ただ他の生体の運動解剖生理を考えるのは面白いと思いますが。
物理はどの生命体にも等しく影響するので、その考えは先入観にとらわれやすい人体をもう一度再確認できますし。


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