したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1900を超えています。2000を超えると投稿できなくなるよ。

RNA:Ritsumeikan News Association vol.1

283名無しの立命生:2007/09/20(木) 23:30:57 ID:uL9Wq9Fo


価値ある労働「朝型」が生む
http://job.yomiuri.co.jp/interview/jo_in_07091901.cfm

陰山英男(かげやま・ひでお)さん
立命館大教授(立命館小副校長兼任)
1958年兵庫県生まれ。2003年、文部科学省の校長公募により尾道市立土堂小学校で就任。06年から現職。文部科学省・中央教育審議会特別委員。内閣官房「教育再生会議」有識者委員。 「早寝早起き朝ごはん」の生活習慣に、「読み書き計算」の反復練習を組み合わせた「陰山メソッド」で、子どもの学力向上に取り組んできた陰山さん。この理論を職場にも導入し、ビジネスマンを夜型から朝型へ変えることで企業の業績を伸ばそうと、研修コーディネーターとしても活動を始める。その思いを聞いた。

 「早寝早起き朝ごはん」を企業研修にも取り入れようと思ったきっかけは、働く人々の間にうつ病が増えていること。うつの原因の一つは、睡眠不足など生活習慣の崩れです。人は、睡眠不足状態で意識だけが覚醒(かくせい)すると欲のかたまりになって、良からぬことを起こします。

 今、子どもによる異常な事件だけでなく、中高年、老人を含めた大人にも考えられないような事件が起きている。社会の健全化には、生活習慣の健全化が必要なんです。

 子どもの「早寝早起き朝ごはん」を実践しようとすると、まず家族から取り組むことが必要で、そうすると、父親の会社時間の流れを変えることが重要になります。日本企業の慣習である夜型経営を改める必要が出てくるのですが、正直なところ、それは経済活動にマイナスになるのでは、という危惧(きぐ)もありました。しかし、キヤノンにせよ東芝にせよ、この不況下でも業績が伸びている企業の社長は朝型であるということを知り、マンパワーをいい形で伸ばす企業は、社員の生活指導も上手なのではないか、という思いに至りました。

 狙いは、企業の業績と一緒に子どもの学力も上げること。まず、週1回の「ノー残業デー」を作り、仕事から、家庭に帰った後の時間の過ごし方までタイムスケジュールの管理を指導します。一方、会社に対しては「社員からアイデアを引き出す働き方とは?」を投げかけて、その振り返りの作業を行います。

 社会の繁栄のためには、生活習慣をより良くしていくことが大切で、重要なのはタイムマネジメント。夜9時、10時まで残業して、果たしていい仕事ができるのか? 会社側としても、多額の残業代を費やして、ロスになるのではないか? ならば、社会全体で夜を早く切り上げて、その分、朝の時間を子どもとのコミュニケーションに使えば、家庭経営ができ、ひいては企業経営にも役立つのでは、と思います。

 バブル期までは、「給料=勤務時間×時間給」と単純に計算できたのに、右肩上がりの時代が終わり、実績主義に転換したことで、給料や労働の価値が変わってきています。グローバリズムの流れの中で、「価値ある労働に対価を」という流れになった。ここでいう価値とは「アイデア」のこと。他にはないアイデアに価値がつくようになり、企業も「価値ある労働をどのように引き出すのか」が課題になった。価値ある労働=アイデアがどうすれば生み出されるか、を考えると「早寝早起き朝ごはん」につながっていくのです。

 「人間の力をどう引き出すか」を考えるうえで、まず、日本の企業経営のよさを見直す必要もあると思います。企業は現在、「従業員の幸せ」よりも株主を意識した経営体に変わってきていて、従業員には「頑張っても評価されない」という思いが強くある。

 昔の社長がえらかったのは、従業員はもちろん、その家族の人生も背負っている、という意識が強かったこと。デイトレーダーや株主のように、お金さえ持っていれば働かなくても儲(もう)かるという社会は、働かない人が得をするという論理を生み出し、ひいては日本社会が衰退します。現在、働く人々の間で急速に喪失しているのは「幸福感」ではないでしょうか。働くことや生きることに価値を見いだせずに、一見、何不自由ない暮らしの中で、幸せとは何だろう? ともがいているように思えます。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板