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【研究】立命館大学 大学院 情報交換スレ【研究】

617名無しの立命生:2009/04/27(月) 23:04:46 ID:HQbfArEo0

東大が日本の大学の意識改革を提唱
http://www.business-i.jp/news/for-page/chizai/200904270001o.nwc

 「日本の大学にはまったく期待をしていない。米国など海外の大学へ資金提供し、共同研究を進めている」と、ある有名大企業の経営者は一刀両断の弁。日本の大学はこの10年、「知財の認識が低い」「市場化の意識が薄い」等、数多くの指摘を受けてきたが「課題を解決しながら自身を変えていく気はないのでは」と、一部の大企業からはとらえられ始められている。

 ≪大企業は海外大学重視?≫

 実際、企業との共同研究は少なくないが、ある企業は「優秀な学生確保のための付き合いの意味もある」とにべもない。これでは“基礎研究は大学”“実用化研究は企業”という従来の役割分担が形骸(けいがい)化してしまう。

 「熾烈(しれつ)なイノベーション競争下では、戦略面から産学の関係性が高まるはずだが、日本の大学の意識や能力が追いつかず、形骸化するのだ」とは、ある大学の知財本部担当者の本音。

 イノベーション政策に詳しい東京大学政策ビジョン研究センターの坂田一郎教授は「世界では論文発表と特許出願とのタイムラグが短期化。例えば太陽電池分野では、最近ほぼ同時。同期する傾向にある」と話す。科学への貢献だけでなく、社会での実利も即刻押さえる。そこからは、産学がシームレスな連動関係にあることが伺える。

 “実社会との溝”という日本の大学が抱える課題を指摘しているのは、東大の小宮山宏前総長(三菱総研理事長)だ。昨年、あるイノベーション政策の会合で次のように語った。

 「学内を調査すると、エネルギー・環境、健康・医療、情報通信、安全・安心などの分野で利用可能な貴重なテクノロジーが多数あった。問題はその多くが使われず眠っており、社会の課題解決につながっていないこと」。東大でさえ悩んでいる。

 ≪「俯瞰ツール」無償公開≫

 技術状況を把握、その上で戦略的に考える意識を備えなくては、このままでは日本の大学は危うい。坂田教授らは考えた。

 1つは技術状況の把握ツール「Academic Landscape」の開発だ。論文や特許のデータを分析して、技術の俯瞰(ふかん)マップを作成する。コンピューターを利用するのは、ホットなイノベーション分野では情報量が急増しているからだ。例えば、DNA研究の論文は、90年代以前は年間数百本だったが今や10万本。ツールは他大学でも利用できるようWEBで無償公開する。1年以内に論文版、続いて特許版を提供し普及を図る。

 2つ目は戦略立案力だ。俯瞰マップを元に、開発分野やビジョンなどを論議し「技術ロードマップ」を作ることを提唱する。作成手法は東大の工学系研究科技術経営戦略学専攻(TMI)で教えているが、今後、一般向け講座の開設を検討する。

 また東大では、意識改革を全国の大学へ広めていくため、6月11日に京都大学と共同で国際フォーラム「イノベーションにおける競争と協調〜1次世代の特許制度を考える〜」を開く。

 坂田教授は「京都大学とは認識を共有している。現状、日本の大学におけるイノベ−ション創造は、海外組に当分負け続ける可能性がある。大学での研究とは狭く深いもので、即イノベーションにつながるわけでない。だが大学も研究者も、イノベーション競争という枠組みの中で意識改革し、積極的に社会へ関与していく努力と、大学としての組織的な努力が、今こそ必要」と熱い。

 さて日本の大学は、古い意識から脱皮できるだろうか


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