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【研究】立命館大学 大学院 情報交換スレ【研究】

510名無しの立命生:2009/01/02(金) 16:39:56 ID:kddA5X3Q0
注目科学者が目指す「夢の薬」
次代のノーベル賞候補 常識覆す“ハンター”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090102-00000509-san-soci

 ■「グレリン」を発見

 世界との競争に勝ったことで、研究所は沸いた。だが寒川所長は「物質の構造が特定できるまで慎重にいこう」と研究員らに指示。その後、人間の胃の中にほぼ同じ構造を持つ物質があることも突き止め、成長ホルモンから由来する「グレリン」と名付けた。

 発見から約半年後、論文を米科学誌「サイエンス」に発表すると、先に受容体を特定していた米国の研究者からメールが届いた。「Congratulation!」。競争を戦ったライバルからの祝福メールだった。

 寒川所長は14年に、グレリンの発見で日本人で初めて米科学誌が選ぶ注目科学者の第1位に選ばれた。2位にはゲノム研究者と宇宙科学の世界的な研究者が並んでいた。「当時の科学誌には、1位はあまり知らない科学者だと書かれてあった」と苦笑する。

 グレリンの応用範囲は幅広い。衰弱状態の患者の心機能回復や食欲増進などのほか、急性心筋梗塞(こうそく)の患者の死亡率を下げたり、糖尿病に効くことも分かってきた。現在、有効な治療薬のない拒食症の治療薬としても臨床段階にあり、体内にあるホルモンなので、副作用も少ないという。

 一昨年、所長に就任してからは研究に割ける時間が少なくなったが、「既に競争渦にあるような物質は遅かれ早かれ発見される。それなら私は、誰も研究対象にしないものを選びたい」。

 寒川所長が所長室に掲げている格言がある。30年前、大学院生時代に偶然松山で買った古本の見返しに書かれていたキュリー夫人の言葉だ。

 「実験室に於ける偉大なる科学者の生活というものは、多くの人の想像している様な、なまやさしい牧歌的なものではありません。それは物に対する、周囲に対する、特に自己に対する執拗(しつよう)な闘争であります」

                   ◇

 □小林誠氏「疑問は考え続けるのがよい」

 理科離れや教育のありかたについては、昨年ノーベル賞を受賞した小林誠さん(64)や益川敏英さん(68)も、公の場などでそれぞれの持論を述べている。

 「難しい物理の本を読み、わいてくるいろんな疑問をずっと考え続けるのが楽しかった」。小林さんは昨年11月、地元の茨城県つくば市で行った講演で、自身の高校時代を振り返り、「疑問にぶつかっても分からないとあきらめず、考え続けるのがよい」とアドバイスした。

 その言葉通り、中高校生向けの講演だったにもかかわらず、ノーベル賞を受賞した理論である「CP対称性の破れ」を説明する“硬派”な内容。講演後、記者に「ちょっと難しかったかもしれないが、物理の考え方を真っ正面から話した」と満足げだった。

 理科離れについても約380席が満席になったことに触れ、「これだけ興味を持っているので、学校も地域もマスコミもそれを伸ばしていく必要がある」。

 □益川敏英氏「ロマンを持つことが重要」

 益川さんも受賞後の記者会見で「科学にロマンを持つことが非常に重要。若い人たちが科学にあこがれを持つよう社会の環境づくりが必要」と若者へエールを送り、10月に塩谷立文部科学相を訪問した際には「マークシートを使った現在の試験は改めた方がよい」と話し、「人間は好奇心がいっぱい。それにこたえる教育システムが必要だ」と注文をつけている。


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