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雑談スレ
805
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/12/29(月) 22:18:42
『週刊現代』2009年1月10日・17日号
これは冤罪ではないか!
白バイ隊員が死亡した「高知スクールバス事故」事件
2008年10月収監の54歳バス運転手の“悲憤”獄中
手記「どうして、私は檻の中に・・・・・」
===朝日新聞2008年12月26日(金)===
それにしても、この冤罪疑念事件も国民の注視を浴びるほど盛り上がりませんね。
要旨抜粋。
弁護士・正木ひろし著『弁護士』(旺文社文庫)
−68頁〜69頁−
冤罪事件を扱う弁護士は売名行為でやっているように結果的に
受け取られるが、実際にはそう容易にジャーナリズムは取り上げて
くれないのである。
松川事件の場合も、著名文学者・広津和郎氏が『中央公論』で3年間も
書き続けてくれて、世人にその事件の奇怪さが注視され、ようやく
全国的ジャーナリズムが取り上げてくれたお陰であって、もしも広津氏が
執筆してくれなかったら、もしも『中央公論』が3年間も誌面を提供
してくれなかったら、世間は温かい目で上告判決を迎えてくれたか
分からないし、国民が温かい眼で見ていなかったら、最高裁の破棄判決が
得られたかどうか分からない。
−98頁〜99頁−
八海事件が、冤罪であると言うことは、かなり広く知られていた
ようである。昭和30年に私が著書『裁判官』を出し、続いて映画
『真昼の暗黒』が上映された頃から、世の注目を浴び、ジャーナリズムが
半ば興味本位で内容を紹介した。毎日新聞も調査網を駆使し5日間連載で
「柳井市の遊郭に到着するには犯行時間の夜11時前に被害者宅を
脱出していなければならないが、被告人4名は直行したとしても、
夜の11時を少し過ぎていなければ到着することができなかった」
と我々弁護士にはできそうにない証拠集めをしてくれて、その報道
を元に証明することができた。
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