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雑談スレ
387
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2005/09/16(金) 22:46:52
改革を“お守り”に大勝利
「時流自論」著者、ウォルフレン氏の見た総選挙
危機を孕む郵政「民営化」
小泉純一郎氏は首相になったときから、その“お守り”をしっかりと握り締め、
大衆にそれを見せ付けて来た。実際に、日本ほど「改革」と言う言葉が交わされる
国はない。「良くなるために日本は改革する。全て改革だ」。だが、一体全体、
何を改革するのか?どのように改革するのか?改革の中身の議論はほとんど
ないまま、「改革」は日本の不可侵な政治的大義となった。
郵便局が集めたお金は官僚たちが使うことができる「第二の予算」と呼ばれる
財政投融資を通じて日本経済を支えて来た。こう膨大なお金を市場に解放−−したら、
日本の財政が破綻し、公共事業に頼った農業など様々な分野が崩壊しかねない。
特に、建設業界全体が沈没の危機を孕んでいる。この国の財政は郵政事業を不安定
な市場力学から切り離すことで国債を買い支えて来たのだ。
崩壊などは心配ない、完全民営化はまだ12年も先のことだと言う、どうなるか
分からないと見る人たちもいる。だが、今回の総選挙では、街頭演説で野党の
候補者が小泉首相と首相に忠実な候補者に対して「小泉プランは政策になって
いない」と訴えても、「改革」「改革」の合唱と、それを伝えるメディアの
騒音に掻き消されてしまった。
その騒ぎは、国民が心から変化を望んでいることの表出でもあった。
1993年の政界再編時に必要とされていた、小沢一郎氏の言葉に言う
「普通の国」への変革に向けて、この4年間、小泉首相は何も成し遂げていない。
小泉氏は基本的には財務省の方針に従っただけだ。
民主主義の弱まりの兆候
総選挙の「大勝利」で、日本の政治家は次の小泉サプライズを警戒している。
しかし、これは決して日本のためにはならない。自民党内を含め、政治家は、
予想以上の自民圧勝が一つのトリックの結果だと思い込んでいるが、それは、
日本の民主主義が如何に弱くなったかを示す兆候でもある。小泉はたった一つ
の題材を掲げて宣伝し、見事にメディアを利用した。郵政民営化に反対か、
賛成か。それのどちらが勝つか。こんなトリックはカール・ローブを見習った
のかもしれない。政治戦略の天才で、ブッシュ再選の背後で蠢(うごめ)いて
いたあの人物である。
多くの国で、選挙における政策は重要視されていないことが実情だ。「日本の
選挙は政治的美人コンテストに過ぎない」と言うジョークは、欧米のほとんど
の国にも当てはまる。そして欧米でも、どうやら民主主義はあちこちで劣化している
ように思える。だからと言って、日本は新しい政治が必要ではないのだろうか。
===朝日新聞2005年9月15日(木)===
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