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FUKIDAMARI-2
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「結婚できないけど、別れられない」--"10年愛"男女の重み
山田隆道 [2013/08/02]
■歴史にとらわれて、正しい判断ができなくなる「コンコルドの誤り」
この話を聞いたとき、僕がふと思い出したのは、行動生態学の分野で俗に「コンコルドの誤り」と呼ばれる考え方についてだ。
ご存知の方も多いだろうが、コンコルドとはかつてイギリスとフランスが共同開発した超音速の旅客型飛行機のことで、高度5万5000から6万フィートという、通常の旅客機のおよそ2倍もの高度を、マッハ2.0という驚異的なスピードで飛行する、まさに夢の乗り物だ。そのため、開発当時は世界中で話題になり、各国からの注文が相次いだ。
ただし、その一方でコンコルドは開発の最中に、たとえそれが完成したとしても採算がとれることはないという厳しい問題に直面していた。つまり、現実的には使い物にならないということが、途中でわかってしまったのである。
ところが、当時のイギリスとフランスは、これまでにコンコルド開発に長い年月とコストをかけていたため、今さらそれをやめるとすべてが無駄になると考え、使い物にならないとわかっていながらも、開発を続行した。こうして強引にでもコンコルドを完成させたのだが、いざ実用化してみると、予想通り採算の問題が生じたため、結局コンコルドは多くの赤字を残したまま、2003年をもって全機退役となった。開発の途中で使い物にならないとわかった以上、やはりそこでやめておくべきだったのだ。
このように、人間がなんらかの決定を下す際、これまでの歴史にとらわれて、正しい判断ができなくなることを「コンコルドの誤り」と呼ぶ。先述したWが今まさに陥っているのは、その状態だと思う。確かに彼女との歴史はWにとって重く、尊いものだろうが、それを彼女との結婚の判断材料にするのは危険すぎる。こういうとき、Wは将来の見通しと現状の客観的認識だけで、進むべき道を決定したほうが無難なのである。
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