レス数が1スレッドの最大レス数(300件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
FUKIDAMARI-2
-
粘着質の「追い出しオタク」が役員に出世して暴君化
単純作業の奈落で喘ぐ課長が“10倍返し”を誓うまで
【第17回】 2013年10月29日
吉田典史 [ジャーナリスト]
■踏みにじられた人々の
崩壊と再生
連載第2回の記事を書くために、A氏を取材したのは7月だった。その頃よりも、はるかに表情がよくなり、話す言葉に勢いがあった。もちろん、それはある断面でしかなく、実際は精神的にも肉体的にも疲れ切っているのだと思う。
他の多くの社員が取り組む仕事ではなく、単純作業の繰り返しの日々である。その意味では、精神的虐待に近いのかもしれない。
A氏が受けているような行為を紹介した筆者の記事について、「リストラの時代だから仕方がない」「グローバル化だから止むを得ない」と、コメントを寄せる識者がいる。
これらは、論点のすり替えのように私には見える。A氏が受けている行為は法律上、退職強要の疑いがある。事実であるならば、まさしく不当な行為だ。民法の損害賠償の請求対象行為であり、これを認めると職場や会社、さらには国の秩序が成り立たない。
当然、厳しく非難されるべきものと思う。「グローバル化」による生き残り競争の激化や会社都合による「リストラ」の賛否などは、別の問題として議論されるべきであり、混同視は避けなければいけない。
A氏の心の再生は簡単なことではないのかもしれないが、今回の取材を通して、ある意味で「人は開き直るとここまで強くなれるのか」と私は感じた。A氏の意思は決してブレることがない。感情論にも走らない。黙々とひたすら単純作業を繰り返す。そして、労働組合ユニオンに籍を置きつつ、闘いの日を待つ。
本人は、「エリートではないしインテリではない」と謙遜する。だが、プロフィールやキャリアは、多くの会社員の中では相当に上位にランクされるものだ。自分の過去に劣等感を持つ上司などには、嫉妬されるタイプなのかもしれない。
こういう人も、上司から高い評価を得ることを諦め、昇進を断念し、いい意味で居直りをすると、傷ついた心はある程度再生でき得るのかもしれないと私は思った。ここまで激しく上層部とぶつかる可能性は低くとも、上司らと衝突することは会社員をしていればあり得るだろう。そのとき、A氏のような生き方をマネするようなことはなくても、こうした考え方そのものは何らかの参考になるのではないだろうか。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板