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破綻するブラック企業の楽しみ方(7)
2013/06/03 09:00
【経済】
■第7回 100人の希望退職を「卒業」と呼んだ社長の非常識
業績が悪化すると安易に人員削減が行なわれる時代になった。全社員の給与を引き下げてでも雇用の確保を優先しようとする経営は、一部の中小企業にしか見られない。どんな美辞麗句を並べたところで、多くの企業にとって社員は“人財”でなく、あくまでパーツとしての“人材”なのだ。それが“企業は人なり”の現実である。(経済ジャーナリスト・浅川徳臣)
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破綻するブラック企業の楽しみ方(7)
■定例会を中止しての緊急朝礼
「人員削減をしない再建策など甘すぎます」。メインバンクの担当支店長からそう突きつけられたマーケティングコンサルティング会社は、追加融資の条件である希望退職の募集に踏み切った。リーマンショックで受注が激減して、回復の目途を立てられず、キャッシュフローが悪化の一途をたどっていたのだ。
リーマンショックの翌2008年7月の第一月曜日。この日は、同社の下半期経営計画発表会だった。各部署とも上半期の目標達成状況と要因を分析し、下半期の目標とアクションプランを策定して、前週の金曜日までに事務局に提出済みだった。
ところが、朝6時に配信された全社メールで、発表会を中止して緊急朝礼が行なわれると通知された。理由は何だろうか。もしかして希望退職募集が発表されるのではないか。そう、ささやきあう社員が少なからずいたが、そのとおりとなった。
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破綻するブラック企業の楽しみ方(7)
■仰天の社長発言「希望退職=会社への貢献」
「経営計画発表会を中止して、急きょ朝礼に切り替えたのは、会社の現状をふまえて戦略を大幅に見直す意思決定をしたためです」。社長はそう切り出して、業績悪化の経緯と要因を挙げ、希望退職の募集に踏み切らざるをえない現状を説明した。
募集人数は100人で、全社員の約2割。ここで問われるのは、社長が説明にどれだけ心を尽くし、みずからの責任にどう言及するのかである。発言内容から人間性や人格が包み隠さず現われてしまう。
社長は「一人ひとりが本当に努力してくれているにもかかわらず、経営の舵取りを誤ったことによって、人員削減をせざるをえない事態を招いてしまいました。たいへん申し訳ありません」と全社員に頭を下げた。ここまでは型どおりの発言だった。これで終えればよかったのだ。
だが、次の発言に多くの社員は違和感を覚え、怒り心頭に発した社員もいた。「皆さんはそれぞれのタイミングでわが社からの卒業を予定していると思います。『そろそろ卒業を』と考えているメンバーは、希望退職をすることが会社への貢献になると考えていただきたい」。
なんと身勝手で都合のよい理屈だろう。それに、なぜリストラが「卒業」なのか。経営観の問題ではなく、これはもう人の道を心得ているかどうかの問題だ。「少数ですが、この発言で希望退職を決めた社員もいました」(元幹部社員)。社長は取締役全員の減給も発表されたが、これも禍根を生んだ。部下を退職させて自分は居残るのなら、被雇用者ではないのだから無給で働くべきだろう。のちに、そんな意見が各部署で交わされたのだった。
しかし、社員の鬱憤は、社長に続いて登壇した創業者である会長の発言で、どうにか噴火するのを防げた。会長は切々とした口調で心情を述べた。
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破綻するブラック企業の楽しみ方(7)
■2週間で身の振り先を
「われわれも皆さんも一生懸命やってきました。しかし、この世において正邪の区別は簡単でありません。正しいことを一生懸命やっていても、自分の能力を超えると間違ったことになる場合があります。こういう現実を学ぶことも大切です。どんな悪い状況でも人生は心の持ち方ひとつです。主体的に生きれば、人生の経験は何でもプラスにとらえられるようになります。この機会に何を得るかと思って生きていかれることが大切だと思います」
希望退職の締め切りは2週間後と発表された。条件は規定の退職金に、割増分が勤続年数や役職に関係なく基本給の一律2カ月。大手企業のように割増分が1年分も2年分も支払われる資金力は、この会社にはなかった。
突然の希望退職募集の発表だっだが、社員には大きな動揺はなかった。4月には賃下げがあり、新聞には希望退職募集企業の記事が散見されたので、ついに、うちの会社も・・・そんな心境が大方を占めていた。
朝礼を終え、職場に戻った社員はあえて希望退職の話題を避け、淡々と業務についた。だが、互いに顔を見合わせて困惑の表情を浮かべあう社員、気分を変えようと用がないのに外出する社員。社内は散漫な空気におおわれた。
それぞれが身の振り方を問われることになったのだ。それも2週間で。この不況期にすぐに仕事が見つかるとは思えないし、一方で会社に居続けても展望は見えてこない。とても業務に集中できる状態ではなかったが、さらに追い討ちがかかった。(次号に続く)
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破綻するブラック企業の楽しみ方(7)
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