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薬物事件 2012年1月〜 産経ニュース
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名無しさんは神戸学院大
:2013/01/22(火) 01:26:07 ID:vZsnYShY0
覚醒剤密輸、相次ぐ無罪破棄 裁判員裁判と控訴審、判断にズレ
2012.4.15 00:12 (2/3ページ)[裁判員制度]
裏付けに限界
最高検によると、平成21年5月に始まった裁判員裁判で言い渡された全面無罪は17件で、うち覚醒剤密輸事件は7件に上る。一方、2審が1審の全面無罪を破棄したのは4件。いずれも覚醒剤密輸事件だった。
裁判員による1審と裁判官だけの2審で判断が分かれる背景には、密輸事件特有の捜査の難しさがある。
薬物の受け渡しは海外で行われることから裏付け捜査には限界があり、共犯者を特定できないケースも少なくない。このため、「逮捕時に動揺しなかった」といった被告の言動を重要な材料に、「密輸を認識していた」と故意を立証する手法が取られてきた。
実際、1審を破棄した2審では、税関検査での様子や、供述の変遷など複数の要素を総合評価し、違法薬物の認識を認定している。
ただ、薬物問題に詳しい小森栄弁護士は「言動から被告の内心を推測することは、裁判官でさえ難しい作業」と指摘。「従来は裁判官と検察官の阿吽(あうん)の呼吸で、言動に不審な点があれば有罪と判断された。しかし、裁判員は決め手となる証拠を求める傾向にある」として、証拠に乏しい事件ほど、裁判員が無罪に傾きやすいと分析する。
捜査側に危機感
最高裁は今年2月、密輸事件で2審の逆転有罪判決を破棄、再び無罪とした上で「よほど不合理でなければ裁判員裁判の結論を尊重すべきだ」との初判断を示した。それだけに、1審で続く無罪判決に、警察、検察当局の危機感は強い。
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