レス数が1スレッドの最大レス数(300件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
【総合リハビリテーション】について晒すスレ
-
>>176
傍観者を変える…いじめ防ぐ教育
“見て見ぬふり”しない「学校風土」つくれ 求められる「いじめ」防ぐ教育
02月10日 10:34産経新聞
いじめとけんかの違いについて考えさせる「いじめ予防授業」=大阪府吹田市の市立豊津第一小学校(産経新聞)
学校で起こるいじめをなくそうと、公益社団法人「子どもの発達科学研究所」(大阪市北区)が、いじめの起きやすい“学校風土”か否かを調査して科学的に分析し、対策に役立てる「学校安全調査」を開発し、注目を集めている。学校風土を決めるのは、集団の多数を占める傍観者。同研究所は「傍観者を正しい行動に導くことでいじめは予防できる」と訴えている。(加納裕子)
◆“見ぬふり”しない
「子供たちがいじめを“見て見ぬふり”しないよう働きかけを強めるきっかけになりました」。学校安全調査を平成27年度から導入した大阪府堺市の私立はつしば学園小学校の小山久子校長(64)はこう話す。
学校安全調査は「子どもの発達科学研究所」が開発し、25年から延べ約40校で実施。子供と保護者、教師への約150項目に上るアンケートを基に、いじめの実態▽背景要因▽学校風土−について分析する。さらに蓄積されたデータと比較し、専門研究員が学校の特性や改善点などをアドバイスしていく。
同小では昨年6月、3〜6年の児童370人とその保護者、教員30人を対象に実施。「いじめを受けた」子と「いじめを見聞きした」子の数のバランスから、いじめを正しく認識する感度が平均よりも高いという結果が出たという。
小山校長は「調査結果をふまえ、いじめを見たらどうするかを子供たち自身に考えさせていく。いじめを許さない学校風土を作り上げていきたい」と語った。
◆大人には見えない
なぜ、こうした調査が必要なのか。同研究所主席研究員、和久田学さん(51)は「加害者と被害者を見つけるのは難しく、大多数の傍観者の行動を変える方が確実。当事者以外の子供の行動が変わることで学校風土が変わり、いじめを予防できる」と説明する。
いじめの多くは大人に見えない場所で行われるが、和久田さんによると、逆に80%以上のいじめには子供の傍観者がいる。さらに、傍観者が「やめた方がいい」などと言って止めようとした場合、数秒以内に57%のいじめが止まったとの研究もあるという。
同研究所では、いじめか否かを判断するキーワードとして、(1)力の不均衡(2)繰り返される行動(3)意図的なネガティブな行動(4)不公平な影響−を重視。4つのキーワードを当てはめることで、いじめの現場にいる子供たち自身が「これはいじめかどうか」と考え、解決法を探る助けになるとしている。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板