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神戸学院生で国家公務員一種目指してる方

22名無しさんは神戸学院大:2009/04/04(土) 18:39:00 ID:To8XYMi20
ゆとり世代教員は「理数」が関門? 新学習指導要領
4月1日18時39分配信 産経新聞


 脱「ゆとり教育」を打ち出した新しい学習指導要領が新学期から先行実施されるが、教える側の若手教員はゆとり教育で学んだ世代。理数では復活する学習内容が多いが、先生自身が小学校時代に習わなかった実験もある。どう分かりやすく教えるか、工夫のしどころだ。

 ≪「苦手」6割超す≫

 3月下旬、東京都新宿区の工学院大学で教員らを対象にした講演や理科実験講習が開かれた。講師は昆虫ロボットなどの研究で知られる同大の三浦宏文学長や「ガリレオ工房」理事長で東京大学特任教授の瀧川洋二氏ら。

 理科の実験や観察は新指導要領で重視され、大学や教育委員会などが主催する講習会が各地で目立っている。こうした講習会に参加するのは理科好きの先生たちが多いが、小学校では文系で理科が苦手という教員も少なくない。

 参加者の教員は「理科で復活する項目では、風で動くおもちゃやニクロム線に電気を通すと発熱する実験など、若い先生たちが小学生時代にやったことがない実験もある」という。

 大学入試で受験科目を減らす弊害から理科が苦手という教員も増えている。科学技術振興機構のアンケートでは教職経験10年未満の教員で理科指導が「苦手」「やや苦手」という割合が6割を超えた。中学教員でも物理が苦手などという理科教員が少なくない。

 ≪身近な材料を活用≫

 瀧川氏はこの日の実験講習で、100円ショップで買える材料を工夫して実演。「先生自身も基礎をよく勉強してほしい」とし、「身近な材料を使った楽しい実験方法はこの20年ぐらいの間に開発が進み、日本は世界でもトップクラスのノウハウがある。実験は予想が立つものでもやっぱり不思議で、『どうして』『学びたい』という動機付けになる。ぜひ授業に生かしてほしい」と話す。

 また八王子市立長池小学校教務主幹の坪池淳教諭は「例えば夏と冬で水溶液の濃度を変えるなど実験には準備段階からコツがいる。団塊の世代の退職でこうした指導法が伝わりにくくなっており、若い世代の先生にどう伝えるか工夫が必要」と話す。

 ≪「3次元」「3けた」鍵≫

 数学教育に詳しい桜美林大の芳沢光雄教授は、板書で「答え」だけ書き、数式をきちんと書かない教員がいると指摘。マークシート方式の入試の弊害で、穴埋めの答えだけ当たればいいという風潮が広がったことを懸念する。

 また子供たちは、積み木や知恵の輪といった3次元の立体感覚を養う遊びをしなくなり、2次元のパソコン画面やテレビゲームなどに熱中しがちだ。展開図と立体の関係など空間図形の問題は教えるのも学ぶのも苦手になっている。

 芳沢教授は「先生も数学が面白いと思わなければ分かりやすい授業はできない。実際に距離を測るなど体験型の指導を交える工夫がいる」という。

 また「3けたの計算を重視してほしい」と指摘。小学生の学力テストで2けた同士の計算の正答率が8割台に対し、3けたの数が入ると5割台に落ちる例をあげ、「ドミノ倒しでも3つあって連続して倒れる動きが理解できる。3けた同士の計算をおろそかにしては論理的思考ができない」と話している。

 ■新学習指導要領の先行実施で増える内容例(平成21年度から)

【小学】

 《算数》台形の面積(5年)文字式(6年)

 《理科》風やゴムの働き(3年)

 《社会》都道府県名と位置(3、4年)

 《英語》あいさつ表現(5、6年)※

【中学】

 《数学》不等式、球の表面積と体積(1年)

 《理科》力とばねの伸び(1年)遺伝の規則性(3年)

 《保健体育》武道・ダンス必修化※

 (理数は文科省が補助教材作成。※は学校裁量で先行実施可能)


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