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kaohigashi COPIPE
25
:
名無しさん
:2007/08/15(水) 06:46:34
高島俊男『お言葉ですが・・・④ 広辞苑の神話』(文春文庫、2003)
...
高島氏の『水滸伝と日本人』を読み、本来込み入った大して面白くもないはずのテーマなのに、あまりに面白く読めたことに、感銘。『水滸伝』について書かれたもの、についての論、というあたり、自分と手法的にも似てるのよね。そこで、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、1998)を読み、さらに『お言葉ですが・・・』(文春文庫、1999)、『お言葉ですが・・・② 「週刊文春の怪」』(文春文庫、2001)、『漢字と日本人』(文春新書、2001)と読み進めた。
それ以来しばらく読まなかったのだが、今回『お言葉ですが・・・③』を読むと、やっぱ面白い。中国文学を専攻している自分にとって、中国や漢文関係の知識が勉強になるのはもちろんだが、自分の言葉の使い方の誤りを教えられることもあるし、あ、こんな本があるの、と気づかされることも多い。
でもたぶん、いちばん愉快なのは、正論を展開しつつ自分の怒りを正当化していく手つきだろうな。太宰治『津軽』の新潮文庫版に付された、渡部芳紀の注を、揚げ足取りでなく「ちゃんと本文を読んでないからこんなひどい注をつけてるのだ」とこてんぱんにやっつけるあたり、痛快この上なし。
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