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誤訳(mistranslation)を集めるスレッド・・
79
:
名無しさん
:2008/06/12(木) 01:43:51
> さらにひどいのは、訳し忘れの箇所が2箇所もあることである(109頁、290頁)。
2箇所なら普通だろ。「誤訳」実例のリスト ↓ を見ると、ごく平凡な程度の翻訳に思えるな。
アマゾンの書評 --- これが消されてるね
悪訳, 2008/2/17 --- By コンドル - レビューをすべて見る
誤訳が多すぎる。「知事」を「町長」としたり(26頁)、「レナール氏の寝室」を「レナール夫人の寝室」とする(168頁)単純ミス、「生まれてこのかた」という意味の熟語を
「人生上の問題について」とする(88頁)成句に由来するミス、 「〜としても」と訳すべき条件法を「かもしれない」と単なる未来の推測と訳す
文法上のミス等(312頁)。
因果関係を誤解している箇所もある。
「夫人はジュリアンを尊敬していたが、叱りつけられてしまった」(82頁)は
「叱りつけられたから尊敬した」とすべきところである。その他、ニュアンスを取り違えている箇所は数多い。
さらにひどいのは、訳し忘れの箇所が2箇所もあることである(109頁、290頁)。
訳者は訳稿と原文をチェックしたのだろうか。日本語にも問題がある。
「好機」を「幸機」(17頁)とする漢字の誤用、「首をたてに振る」を「頭をたてに振る」(36頁)と
する成句の誤用があるだけでなく、「恋愛は小説の息子である」(79頁)といった不自然な直訳
(「小説の申し子」とでもすべき)がある。
これが「いま、息をしている言葉」(光文社編集部)だろうか。 原作のイメージを大きく損なう悪訳というしかない。
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